女子格闘界のスター選手スタンプが久々の白星 薄氷の判定も「勝ち切る力」を証明、再起への大きな一歩
2026.6.26
【©️ONE Championship 】
6月26日(日本時間)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 160』のアトム級ムエタイで、ONE3競技制覇王者のスタンプ・フェアテックス(タイ)がシンシア・フローレス(メキシコ)を判定2-1で下し、復帰後初勝利を挙げた。
昨年11月のONE日本大会では、負傷による長期離脱から復帰を果たしたものの、元K-1王者のKANA選手に判定負け。女王復権へ向けて後がない状況だっただけに、この白星は数字以上の意味を持つ1勝となった。
相手のフローレスは、ONEでは連敗中ながら持ち前の打ち合いを武器とするアグレッシブファイター。この日も開始直後からプレッシャーをかけ続け、
スタンプ選手に自由な距離を与えなかった。
1ラウンドはフローレス選手が力強く前進し、スタンプ選手はカウンターを狙いながら冷静に迎え撃つ展開。2ラウンドに入ってもフローレス選手の圧力は衰えず、パンチとヒジで攻勢を仕掛ける。一方のスタンプ選手はロープ際まで下がる場面もあったが、要所で威力あるミドルキックやハイキックを打ち込み、的確にポイントを積み重ねた。
最終3ラウンドも試合の主導権を握ろうとするフローレス選手が前へ出続け、スタンプ選手の蹴り足をつかんでパンチをまとめる場面も見られた。
それでもスタンプ選手は慌てることなくクリーンヒットを重ね、
接戦を最後まで戦い抜いた。
ジャッジは2-1のスプリット判定でスタンプ選手を支持。
内容だけを見れば、全盛期を思わせる圧倒的なパフォーマンスとは言い難く、積極性や試合運びには改善の余地も残した。しかし、長期離脱と黒星スタートという厳しい流れを断ち切るという意味では、この勝利の価値は極めて大きかった。



