メイウェザーとパッキャオ再戦へ「48時間以内に決着」公式戦かエキシビションか混迷続く
プロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが
現地時間7日、米ラスベガスで会見を開き、再戦が取り沙汰されているマニー・パッキャオとの一戦について「48時間以内に話がまとまる」と発言した。長年待望論が続くビッグマッチ実現へ前進していることを示唆した一方、公式戦として行われるのか、エキシビションマッチとなるのかは依然として不透明なままとなっている。
会見は、メイウェザーが6月27日にギリシャ・アテネで元キックボクサーのマイク・ザンビディスとエキシビションマッチを行うことを正式発表する場として開催された。
その中で、報道陣から集中したのがザンビディスの件とは別にパッキャオ戦に関する質問ばかりだった。
メイウェザーは「誰もがパッキャオ戦について聞きたがっている」とうんざりしたしかめ面を見せて切り出し、「ボクシング業界は大きく変化している。新しい企業や配信プラットフォームも参入してきた。Netflixのような巨大企業もボクシングに関心を示している」とコメント。「我々はこの試合を実現できると信じている。最終的には48時間以内に方向性が決まるだろう」と語り、交渉が最終局面に入っていることを明かした。
両者は2015年5月、“世紀の一戦”として世界的な注目を集めた歴史的対決で拳を交えた。当時はメイウェザーが判定勝利を収めたが、その後も再戦待望論は絶えることなく続いている。
今年2月には、動画配信大手のNetflixが、9月19日に米ラスベガスの巨大施設「Sphere」で両者による公式戦開催を計画していると海外メディアが報道。
しかし、その後メイウェザー陣営は「エキシビションとして実施する方向だ」と主張し、状況は混迷を深めている。
一方のパッキャオ陣営は「正式試合として契約している」と反論。
さらに、メイウェザー側からエキシビションへの変更要請があったことや、すでに契約金の一部が支払われていることも明かしている。パッキャオ本人も「エキシビションでは戦わない」と明言しており、両陣営の認識には依然として大きな隔たりがある。
加えて、開催予定地とされたラスベガスの巨大アリーナ「Sphere」では、同日にロックバンドイーグルスの公演開催が予定されていることも判明。
現時点では試合会場すら正式決定しておらず、
クリアすべき課題は少なくない状況だ。
また、メイウェザーを巡っては、2018年分と2023年分の税金計730万ドル(約11億円超)が未納となっているとして、米内国歳入庁からパスポート差し押さえ通知を受けたと米メディアが報道。財政難説も浮上する中、本人は「良い記事でも悪い記事でも、注目されている限り金は生まれる」と持論を展開した。
さらに、「ネガティブなニュースほど広がりやすい」とも語り、一連の騒動そのものが巨大な話題性とビジネス価値を生み出しているとの認識を示した。
その上で、「エキシビションでも公式戦でも、人々はエンターテインメントを求めている。自分は長年にわたり身体を大切にしてきたから、今でもリングに立ち続けられる」と語り、年齢を重ねた現段階でもボクサーとして商品価値と健在ぶりをアピールした。

