【ONE】野杁正明選手 前回KO超えへ「思う存分に痛めつける」 強豪シアサラニ撃破から決勝、そしてスーパーボンへのリベンジへ」
【©️ONE Championship 】
元ONE暫定フェザー級キックボクシング世界王者の野杁正明選手(33=team VASILEUS)が、再びKOロードを突き進む。
10月17日に開催される「ONE SAMURAI 4」で、「ONE SAMURAI フェザー級キックボクシングトーナメント」準決勝に臨む野杁選手。29日には「ONE SAMURAI 4×VASILEUS GYM特別公開練習」に参加し、シャドーボクシングを披露。仕上がりの良さをアピールした。
「変わらず良い準備ができている」
短い言葉の中に、ここまで積み上げてきた準備への自信がにじんだ。
▪️準々決勝は因縁の相手を1RKO
8月からスタートした今大会で、野杁選手は準々決勝から強烈なインパクトを残した。
対戦相手は、過去に敗れているリウ・メンヤン選手(中国)。
過去の敗戦を乗り越える舞台となった一戦で、野杁選手は1RKO勝利。リベンジを果たし、準決勝進出を決めた。
そして次に待つのが、モハメド・シアサラニ選手(イラン)だ。
シアサラニ選手は、準々決勝で“SBの最高傑作”と呼ばれる海人選手(TEAM F.O.D)から1R勝利を奪った強豪。野杁選手にとっても、簡単には突破できない相手になる。
だからこそ、野杁選手は日本人ファイターを代表する覚悟を口にした。
「シアサラニ選手は凄い強い選手なので、フェザー級の日本人は僕に任せてもらえればと思います」
▪️「前回の試合を超える」KOへのこだわり
野杁選手が見据えるのは、単なる準決勝突破ではない。
前回の1RKOを上回るインパクトだ。
「毎試合、前回の試合を超えることをテーマにしているので、前回は良い形で勝てたので、あの衝撃を超えたい」
そして、最後には野杁選手らしい言葉が続いた。
「思う存分に痛めつけようかなと思います」
強敵を前にしても、KOという明確な勝ち方への意識は変わらない。
シアサラニ選手についても「いろんな選手に勝ってるし、しっかり倒せるパワーもあるので本当に強い選手」と評価。そのうえで、自らの攻撃力をぶつける構えを見せた。
▪️決勝ではグレゴリアンとの対戦を想定
もう一つの準決勝では、元K-1王者のマラット・グレゴリアン選手(アルメニア)とルオ・チャオ選手(中国)が対戦する。
勝敗予想を問われた野杁選手は「グレゴリアン」と即答。
「決勝で戦ってみたい相手」
そう語る一方で、先走ることはない。
「先を見据えて勝てる相手ではない。目の前の試合に集中する」
まずはシアサラニ戦。
その先に決勝があり、さらにその先には、過去に敗れたスーパーボンへのリベンジという大きな目標がある。
「次の試合も同じくKOで勝って、決勝にはグレゴリアン選手が上がってくると思います。グレゴリアン選手にもしっかりKOして必ずスーパーボンにもリベンジします」
野杁選手が描くのは、一戦ずつ強敵を倒しながら過去の敗戦を乗り越えていく道筋だ。
▪️武尊選手から受け継ぐ「自分なりの盛り上げ方」
「ONE SAMURAI 4」では、今年4月の「ONE SAMURAI 1」でロッタン・ジットムアンノン選手(タイ)に5R TKO勝利を収め、現役を引退した武尊選手の引退セレモニーも行われる。
武尊選手から受け取るものについて、野杁選手は「自分たちに託されたものを受け継いでいきたい」と語った。
ただ、自分は自分。
「武尊くんのような盛り上げ方は自分にはできないので、自分なりのやり方で盛り上げたい」
野杁選手が選ぶのは、言葉よりもリング上のパフォーマンスだ。
前回は1RKO。次は、それを超える衝撃を狙う。
【文:高須基一朗 瞬刊モッツ 編集部】


