河村勇輝選手 NBA3年目へ「チームにエナジーをもたらしたい」八村塁選手への感謝も語る

2026.9.29

【©️Los Angeles Clippers 】

NBAロサンゼルス・クリッパーズは28日(日本時間29日)、新シーズンを前にメディアデーを開催した。エグジビット10契約でチームに加わった河村勇輝選手(25)が取材に応じ、NBA3年目となるシーズンに向けて意気込みを語った。

河村選手にとって、今季はNBA本契約を目指す重要なシーズンとなる。新天地での競争を前に、「チームにエナジーをもたらしたい」と自身の持ち味を明確にした。


 

▪️サマーリーグでは悔しさも「自分のプレーはひどかった」

河村選手は今夏、インディアナ・ペイサーズの一員としてサマーリーグに出場。全5試合で平均17.5分に出場し、8.2得点、4.8アシストを記録した。一方、フィールドゴール成功率は34.4%にとどまった。

本人も「正直、自分のプレーはひどかったよ」と振り返っており、結果に満足しているわけではない。

その後、クリッパーズとエグジビット10契約で合意。開幕ロスター入りが保証された契約ではないだけに、これから始まるトレーニングキャンプでのパフォーマンスが重要になる。

エグジビット10契約からは、チーム内での評価次第で2WAY契約などにつながる可能性がある。NBAの舞台に残るため、河村選手は限られた機会の中で自身の存在感を示す必要がある。

 

▪️「自分がどのような選手かをみんなに見せたい」

新シーズンに向けて河村選手が強調したのは、自分自身のプレーでチームに貢献することだった。

「ファンの熱気やエネルギーもすごいし、彼らの期待に応えたいと思っている。チームにエナジーをもたらして、自分がどのような選手であるかをみんなに見せたいと思っている」

小柄なポイントガードとして、スピードやボールハンドリング、パスワークを武器にしてきた河村選手。NBAでは限られた出場機会の中で、得点だけではなく、ゲームメークや守備、チームに勢いを与えるプレーも求められる。

クリッパーズでどこまで評価を高められるか。NBA3年目は、河村選手にとってキャリアを左右する重要なシーズンになる。

 

▪️八村塁には「大きなリーダー的な存在」

そして、河村選手にとって新天地で心強い存在となるのが、

日本代表でも共にプレーしてきた八村塁選手だ。

今夏の日本代表活動でも時間を共有した2人。

八村選手はクリッパーズに新加入しており、河村選手がロスター争いを勝ち抜けば、NBAの舞台で日本人選手同士がチームメートとしてプレーする可能性がある。

河村選手は八村選手について、

「彼は本当に力になってくれているんだ。大きなリーダー的な存在だね。夏の間も日本代表で一緒にプレーしたからかなりの時間を共に過ごした。彼のサポートには本当に感謝している。また一緒にプレーできることにすごくワクワクしている」

と感謝を口にした。

 

▪️日本人選手2人がクリッパーズで共闘する実現と可能性

八村選手がNBAで積み重ねてきた経験は、

これから本格的にロスター争いへ挑む河村選手にとって大きな支えになりそうだ。

もっとも、河村選手にはまず開幕ロスター入りを懸けた競争が待っている。

エグジビット10契約は出場機会を約束するものではなく、

トレーニングキャンプでのアピールが欠かせない。

だからこそ、河村選手が語った「チームにエナジーをもたらしたい」という言葉には、今季に懸ける思いが凝縮されている。

日本代表で培った2人の関係が、今度はNBAのコート上でどのような形になるか。