ドジャース 山本由伸投手が圧巻の7回1安打無失点で14勝目 13者連続アウトの無双投球 地区優勝へ王手

2026.9.16

【©️Los Angeles Dodgers 】

ドジャースの山本由伸選手が、またしても圧巻の投球を披露した。

現地時間9月15日、シンシナティで行われたレッズ戦に先発した山本選手は、7回91球を投げて1安打無失点、7奪三振。チームを4-0の完封勝利に導き、今季14勝目をマークした。

この日のハイライトは、3回に二塁打を許した後の投球だった。山本選手は4回から7回まで4イニング連続で三者凡退。実に13者連続アウトを奪い、レッズ打線に反撃の隙を与えなかった。


 

▪️立ち上がりはまさかの2者連続四球

試合開始直後、山本選手にとっては決して理想的なスタートではなかった。

初回、先頭打者と2番打者に連続四球。最初の9球でストライクがわずか1球という苦しい立ち上がりとなった。

それでも、ここから投球を修正する。

後続を一飛、右飛、三ゴロに抑えて無失点。2回には味方打線が1点を先制すると、山本選手もリズムを取り戻し、3者凡退でイニングを終えた。

序盤の制球難を引きずらず、試合の中で自ら修正したことが、その後の圧倒的な投球につながった。

 

▪️3回に唯一の安打、それでも動じず

3回にはドジャース打線がテオスカー・ヘルナンデス選手の2ランで追加点を挙げ、リードを3点に広げた。

その裏、山本選手は2死までわずか3球で奪うと、エリー・デラクルーズ選手に左翼線への二塁打を許した。

この試合で許した唯一の安打だった。

しかし、ここでも後続を空振り三振。得点圏に走者を置きながら失点を許さなかった。

そして4回から、山本選手の投球はさらに鋭さを増していく。

4回、5回、6回、7回――。

いずれも三者凡退。

13者連続アウトという圧倒的な内容で、レッズ打線を完全に封じ込めた。

最速は98マイル(約157.7キロ)。7回91球という効率的な投球でマウンドを降りた。

今回の7回を加え、山本選手の今季投球回は179回となった。

これは昨季の173回2/3を上回る自己最多記録。

メジャー2年目にして、シーズンを通じて先発ローテーションの中心を担い続けていることを示す数字でもある。

今季成績は14勝8敗、防御率2.51。

さらに、オールスター後の10先発では防御率1.98を記録しており、ポストシーズンを前に投球内容をさらに安定させている。

9月に入ってからも山本選手は好投を続けている。

9月9日のレッズ戦でも7回1失点、10奪三振を記録しており、今回の登板を含め、直近でも長いイニングを投げながら失点を抑える投球が続いている。

7回を投げ終えてベンチへ戻った山本選手には、デーブ・ロバーツ監督が歩み寄った。

指揮官は山本選手を強く抱きしめ、好投をたたえた。

試合後、山本選手は「落ち着いて自分のフォームで投げることに集中しました。自信を持って強気で投げられたと思います」とコメント。

さらに、ポストシーズンに向けても「調子はすごく良く来られている」と手応えを語った。

言葉以上に、この日の投球内容が状態の良さを物語っていた。

 

▪️ドジャースは地区優勝に王手

ドジャースは前日のレッズ戦に勝利し、14年連続となるポストシーズン進出を決めていた。これはブレーブスが1991年から2005年まで記録したメジャー記録に並ぶものだ。

そして山本選手の快投でレッズを4-0で下し、ナ・リーグ西地区制覇にも大きく前進した。

ドジャースは9月15日時点でパドレスを大きくリードしており、パドレスが同日にロッキーズに敗れたことで、地区優勝はさらに目前となった。MLB公式の最新順位でも、ドジャースがナ・リーグ西地区首位を維持している。

すでにポストシーズン進出を決めたドジャースにとって、ここからは地区優勝だけでなく、ポストシーズンでどの位置から戦うかも重要になる。

山本選手自身にとっても、レギュラーシーズンの数字を積み上げるだけではなく、10月を見据えた状態の維持が大きなテーマになる。