【サーフィン】18歳 池田美来選手が金メダル 思い出の海でロス五輪出場権を条件付き獲得 五十嵐カノア選手と日本勢アベック優勝
愛知・名古屋アジア大会のサーフィン女子決勝が
29日、愛知県田原市の赤羽根町大石海岸で行われ、
初出場の18歳・池田美来選手が金メダルを獲得した。
池田選手はこの優勝により、2028年ロサンゼルス五輪の出場資格を条件付きで獲得。
今後、より優先順位の高い選考条件を満たす選手が出なかった場合、初の五輪出場が正式に決まる。
さらに、この日のサーフィン男子では五十嵐カノア選手も金メダルを獲得。今大会から採用されたサーフィンで、日本勢が男女そろって頂点に立つ快挙となった。
▪️11歳でプロ資格を得た思い出の海
池田選手にとって、今回の舞台は特別な場所だった。
2019年、小学6年生だった11歳8か月のとき、田原市の太平洋ロングビーチで行われた大会で国内最年少プロ資格を獲得。今回のアジア大会会場も、その思い出の地に近い海だった。
大会前には、
「同じビーチなので、とても思い入れが深い」
と語っていた池田選手。
「優勝したいし、普段応援してくださる皆さんの前でいいサーフィンを見せたい」
と掲げていた目標を、18歳になった今、金メダルという最高の形で実現した。
▪️予選から勝ち上がり 集中力をきらさずに最後も頂点へ
サーフィンは決められた時間内で試技を行い、ハイスコア2本の合計点で競う。
池田選手は予選で18.53点を記録してマレーシアの選手を下すと、準々決勝では10.67点をマークして準決勝へ進出。
そこからさらに勝ち上がり、初出場のアジア大会で女子の頂点に立った。
競技を終えて海から上がると、約500人の観客が見守る中で日の丸を身にまとい、両手を上げて喜びを表現。地元・田原の海でつかんだ金メダルを、応援してくれたファンとともに喜んだ。
▪️五十嵐カノア選手と日本勢アベック金
池田選手の金メダルに先立ち、男子決勝では五十嵐カノア選手が優勝。
東京五輪で銀メダルを獲得した日本サーフィン界のエースが、アジア大会でも実力を発揮した。
今大会から正式に採用されたサーフィンで、男子は五十嵐選手、女子は池田選手がそれぞれ金メダル。
日本勢による男女アベック優勝という結果になった。
▪️ロス五輪への道は「条件付き」
池田選手が獲得した2028年ロサンゼルス五輪の出場資格は、現時点では条件付きとなる。
サーフィンの五輪出場枠は原則として、1つの国・地域につき男女各2枠。出場資格は優先順位に基づいて決定される。
主な優先順位は、
①2027年8月15日~2028年6月15日のチャンピオンシップツアー(CT)ランキング
②2028年ワールドゲームズ(WSG)
③大陸別出場枠
という順番。
アジア大会は3番目の大陸別枠に該当するため、今後、CTランキングやワールドゲームズなど、より優先順位の高い条件を満たす選手が出てこなかった場合に、池田選手の五輪出場が正式に決定する。
それでも、18歳の池田選手にとって今回の金メダルが、ロサンゼルスへの大きな一歩になったことは間違いない。
11歳でプロ資格を得た思い出の海で、アジアの頂点へ。
そして、五十嵐カノア選手とともに日本サーフィン界へ男女アベック金メダルをもたらした。
18歳の新星が、次の大舞台へ向けて確かな足跡を刻んだ。

