島田麻央選手がシニア国際大会デビューで堂々V 4回転トーループ成功&自己ベスト更新「ここまでできるとは」
フィギュアスケートの木下グループ杯は6日、
田中貴金属アイスアリーナで女子フリーが行われ、
今季からシニアに転向した島田麻央選手(木下グループ)が圧巻の演技を披露した。
世界ジュニア選手権4連覇という実績を引っ提げてシニアの国際舞台に挑んだ島田選手は、フリーで152・48点をマーク。ショートプログラム(SP)との合計を231・32点とし、見事に優勝を飾った。自身のパーソナルベストも更新し、ジュニア時代から続く国際大会での連勝を「20」に伸ばした。
▪️シニア初戦で大技を次々成功
大きな注目を集めたシニア国際大会のデビュー戦。島田選手は冒頭から果敢に攻めた。
フリーではトリプルアクセルに続き、4回転トーループにも挑戦。いずれも成功させると、その後のジャンプも安定してまとめ、ジャンプで大きなミスを出さない完成度の高い演技を披露した。
演技を終えた瞬間、島田選手はリンク上で力強く拳を握り、渾身のガッツポーズ。会場からは大きな歓声が湧き起こった。
シニアの国際大会初戦とは思えない堂々としたパフォーマンスに、本人も大きな手応えを感じていた。
「まずはこうやって国際大会の初戦から4回転トーループを決められてうれしいです。こんなにたくさんのお客さんに応援してもらって楽しいなと改めて思いました」
さらに島田選手は、自身の演技について「ここまでできるとは思ってなかったんですけど、成果が出て良かったです」と振り返った。
▪️SPの悔しさをフリーで取り返す
SPでは1番滑走で登場。冒頭のトリプルアクセルに回転不足の判定を受けたものの、その後のジャンプは着実に成功させた。
最後のスピンがレベル3となったことについては「悔しい」と反省を口にした一方、演技全体については「演技的には100点かな」と確かな手応えを示していた。
SPで見つかった課題を抱えながらも、フリーではジャンプをノーミスにまとめ、最終的には合計231・32点。シニア転向初年度の初戦で、結果と内容の両面で強烈なインパクトを残した。
▪️強敵との競争を「プラス」に変える
今大会では、個人の中立選手(AIN)として出場するロシア勢との競争も大きなポイントとなった。
高難度ジャンプを武器とする選手たちとの戦いについて、島田選手は厳しい戦いになることを認めながらも、それを前向きな刺激として捉えている。
「4回転を跳んでくる選手が結構いて、すごい大変にはなってくると思うんですけど。でも、それは自分にとってプラス」
そして、今回の大会をきっかけに、さらに高難度の技への意欲も強くなったという。
「4回転を跳ぶぞっていう思いが強くなりましたし、4回転ルッツも跳びたいっていう思いも出てきたので、今回の大会を通していい経験になったなって思います」
本人はシニア1年目について「1番下の立場」と表現し、まずはシニアのトップ選手たちに追いつくことを目標に掲げている。
「まずはシニアの選手に追いついていけるようにと心がけている。フレッシュな気持ちで臨んでいる」
そんな謙虚な姿勢とは裏腹に、シニア国際大会のデビュー戦で示した実力は鮮烈だった。
4回転トーループを成功させ、パーソナルベストを更新。さらに国際大会20連勝という記録も打ち立てた島田選手。
ジュニア時代に築き上げた実績を土台に、今度はシニアの舞台でどこまで進化を続けられるのか。

