岡本和真選手が残り12試合へ32号“ゴジラ超え” 日本人最多を更新する85打点…ブルージェイズの逆襲を支える一撃

2026.9.14

【©️Toronto Blue Jays 】

ブルージェイズの岡本和真選手が、また一つ日本人打者の歴史を塗り替えた。

9月13日(日本時間14日)、本拠地トロントで行われたオリオールズ戦に「4番・三塁」で先発。3―1で迎えた5回2死の第3打席で、相手先発トレバー・ロジャース投手の95.6マイル(約154キロ)の直球を左翼席へ運ぶ32号ソロを放った。

しかも、この一発は単独で生まれたものではない。

ジョージ・スプリンガー選手、ブラディミール・ゲレーロJr.選手に続く3者連続本塁打。1―1の均衡を破った直後に飛び出した強烈な一撃が、ブルージェイズを一気に勝利へと押し上げた。

試合はそのまま8―1でブルージェイズが勝利。岡本選手の32号は、単なる個人記録ではなく、プレーオフ争いの真っただ中にいるチームにとっても大きな意味を持つ本塁打になった。


 

▪️32号で「ゴジラ」を超え、日本人最多へ

岡本選手は、この32号によって日本人選手の今季本塁打数で単独トップに立った。

これまで並んでいた村上宗隆選手を上回り、さらに巨人時代の先輩である松井秀喜氏がヤンキース時代の2004年に記録した31本塁打も突破。

日本人右打者のシーズン最多本塁打記録では、昨季の鈴木誠也選手が記録した32本にも並んだ。

つまり岡本選手にとって32号は、日本人打者の歴史を一つ進める本塁打であると同時に、次の記録へ向かう新たなスタートにもなった。

 

▪️85打点も球団新人記録を更新

さらに大きいのが打点だ。

岡本選手はこの32号で今季85打点に到達。球団新人最多打点だった2002年のエリック・ヒンスキー氏の84打点を上回り、ブルージェイズの新人記録も更新した。

本塁打と打点。

長打力と得点創出能力の両面で、岡本選手はメジャー1年目から球団史に名前を刻んでいる。

 

▪️そして、残されたのは「12試合」

ここからが、岡本選手にとってさらに重要になる。

ブルージェイズはオリオールズ戦に8―1で勝利し、シーズン成績を75勝75敗として勝率5割に戻した。これでレギュラーシーズンは残り12試合となる。

その12試合は、9月14日から始まるタイガース3連戦を皮切りに、レンジャーズ3連戦、オリオールズ3連戦、レッズ3連戦という日程になっている。

つまり岡本選手には、あと12試合でどこまで数字を伸ばせるかという個人記録の戦いと、ブルージェイズをポストシーズンへ押し上げられるかというチームの戦いが同時に待っている。

32本塁打、85打点という数字は、すでに球団史に残る。

それでも、シーズンはまだ終わっていない。

残り12試合で1本打てば33号。さらに2本なら34号、3本なら35号へ到達する。

打点も同じだ。

85打点から90打点まで、あと5。100打点までは15。残り12試合という限られた打席の中で、岡本選手がどこまで数字を積み上げられるのかが注目される。

そして、その一打一打がブルージェイズの勝敗にも直結する。

 

▪️ワイルドカード争いも、残り12試合の勝負へ

ブルージェイズが目指すのは、個人記録だけではない。

ア・リーグのワイルドカード争いでは、クリーブランド・ガーディアンズが最後のワイルドカード枠を争う位置におり、ブルージェイズもその差を追う立場にいる。

MLB公式のプレーオフ争いでは、ブルージェイズはガーディアンズに対する直接対決のタイブレークで優位に立っており、残り試合の結果次第では最後まで争いに食い込む余地を残している。

だからこそ、岡本選手の32号には意味がある。

記録を更新するだけではない。

チームが勝たなければ、プレーオフへの道は開かれない。その勝利を引き寄せる中心打者として、岡本選手が残り12試合を戦うことになる。

 

▪️32号は「終盤戦の始まり」を告げる一発

9月13日のオリオールズ戦で飛び出した3者連続本塁打。

その最後を締めたのが岡本選手だった。

日本人最多となる32号、球団新人最多となる85打点。そしてチームは75勝75敗と勝率5割に戻った。

数字だけを見れば、すでに十分なインパクトを残している。

しかし、岡本選手の2026年シーズンはまだ終わっていない。

残り12試合。

「ゴジラ超え」の次に待っているのは、33号、34号、そしてさらにその先の本塁打数。85打点の先にある90打点、100打点への挑戦。そして何より、ブルージェイズをプレーオフへ押し上げる最後の12試合だ。

記録を更新するたびに、チームの戦いも動く。