FIFA会長インファンティーノ氏 批判乗り越え留任決定 世界最大級のスポーツ組織を支える「権威」は揺るがず ・・・謝罪と改革姿勢

2026.8.6

国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、ワールドカップ(W杯)関連事業の権利売却案を巡る混乱を受け、加盟協会に対して「心から謝罪した」と表明した。一方で、経営幹部会から全面的な支持を受け、会長職の継続が決定。世界のサッカー界を統括するFIFAのリーダーとして、引き続き組織運営を担うことになった。


 

今回の騒動では、W杯関連事業の一部権利を外部投資家へ売却する計画について、加盟協会への説明や手続きの進め方を巡り、各方面から意見が寄せられた。FIFAは計画を見直し、手続き上の課題について検証を進める方針を示している。

 

インファンティーノ会長は一連の対応について謝罪するとともに、組織運営の透明性向上に取り組む姿勢を明確にした。今回の出来事は、世界211の加盟協会を抱える巨大組織ならではの難しさを浮き彫りにした一方、FIFAという国際スポーツ界最大級の機関が持つ影響力や存在感そのものが揺らぐものではなかった。

FIFAは、1930年から続くW杯をはじめ、世界中のサッカー発展を支えてきた歴史を持つ。加盟国数は国連加盟国を上回る規模で、サッカーという競技を通じて国境を越えた交流を生み出す役割を担っている。その権威と国際的なネットワークは、単なる一度の経営判断を巡る議論によって失われるものではない。

今回の留任決定は、インファンティーノ会長個人への支持だけでなく、FIFAが築き上げてきた国際的な信頼基盤や、世界サッカー界における中核的な役割が改めて確認された形ともいえる。

今後は、今回の経験を踏まえたガバナンス強化や加盟協会との対話が重要となる。