山本由伸投手の今季 MLB先発投手ランキング8位 ドジャースでは堂々のトップ評価 故障者続出の先発陣で際立つ「安定感」

2026.9.11
【©️Los Angeles Dodgers 】

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸選手が、MLB公式サイトが発表した最新の先発投手ランキングでメジャー全体の8位にランクインした。

前回の6位から順位を2つ落としたものの、ドジャースの投手ではチーム最高位。シーズン終盤を迎えるなか、故障者が相次ぐチームの先発ローテーションにあって、山本選手の安定した登板が改めて高く評価された。

MLB公式サイトは山本選手について、ドジャースの先発投手陣が故障などによって不安定な状況にある一方、「ヤマモトだけはカオスではない」と表現。高い能力を継続的に発揮している点を評価している。


 

▪️13勝で防御率2点台 メジャー3年目で存在感

山本選手は今季ここまで26試合に先発し、13勝8敗、防御率2.62を記録。

13勝はメジャー移籍後の自己最多となっており、先発投手としてシーズンを通じてローテーションを支える存在感が増している。

ドジャースは近年、投手陣の層の厚さを武器としてきた一方、今季は先発陣に故障者が相次ぎ、ローテーションの組み替えを迫られる場面も少なくなかった。

その状況の中で、山本選手は先発として継続的にマウンドへ上がり、試合を作る役割を担ってきた。

今回のランキングでは、その「継続性」そのものが評価材料の一つになったといえる。

 

▪️前回6位から後退も ドジャースではトップ

MLB公式サイトの今回のランキングで1位に選ばれたのは、ミルウォーキー・ブルワーズのジェーコブ・ミジオロウスキー。

2位にはニューヨーク・ヤンキースのキャム・シュリットラー、3位にはアトランタ・ブレーブスのクリス・セール、4位にはフィラデルフィア・フィリーズのヘスス・ルサルド、5位にもフィリーズのクリストファー・サンチェスが続いた。

そうしたメジャーを代表する先発投手が並ぶ中で、山本選手は8位。

前回の6位から順位を下げたものの、ドジャース所属投手の中では最上位となった。

ランキングの順位だけを見れば「2ランクダウン」となるが、今回の記事で注目すべきなのは、むしろ山本選手に対する評価そのものだ。

MLB公式サイトが山本選手を評価するうえで強調したのが、ドジャースの先発陣が抱える不安定さとの対比だった。

故障によって戦列を離れる投手がいる中、山本選手は先発ローテーションの中心として登板を続けている。

つまり今回の評価は、単純な勝利数や防御率だけではない。

長いシーズンを戦うMLBでは、年間を通して先発として計算できること自体が大きな価値を持つ。特にポストシーズン進出を狙うチームにとっては、エース級の投手が予定通りマウンドに立ち続けることが、そのままチームの戦力に直結する。

山本選手は日本時代から、球威だけに頼らず、制球、変化球、配球、試合全体の組み立てによって打者を抑える投球を持ち味としてきた。

メジャーでの経験を重ねる中で、その能力がさらに定着してきたことも、今季の数字から読み取れる。

 

▪️ドジャースにとって山本由伸投手の軸となる存在感

ドジャースには世界トップクラスの選手がそろっている。

打線では大谷翔平選手を中心に強力な攻撃陣を形成し、投手陣にも実績のある選手が名を連ねる。

その中で山本選手がチーム内の先発投手ランキングでトップに立ったことは、日本人選手という枠を超え、ドジャースの先発ローテーションにおける存在価値が明確になっていることを示している。

大型契約で海を渡った右腕にとって、メジャーへの適応そのものが注目された時期を経て、いまや「ドジャースの先発陣を支える投手」として評価される段階に入った。

今回の8位という数字以上に重要なのは、MLB公式サイトが故障者の多いドジャース投手陣の中で、山本選手を「安定して能力を発揮する存在」と位置づけたことだ。

シーズン終盤、そしてその先のポストシーズンを見据えたとき、

継続してマウンドに立ち続ける山本選手の価値はさらに大きくなる。