超RIZIN.5 第8試合メインイベント 速報テキスト シェイドゥラエフがAJ・マッキーを判定で撃破 30-27×3の完勝でRIZIN&PFLフェザー級王座を統一
京セラドーム大阪で10日、「ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」が開催され、メインイベントではラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手とAJ・マッキー選手が激突した。
RIZINフェザー級王者のシェイドゥラエフ選手と、元ベラトール・フェザー級王者のマッキー選手による一戦は、RIZINとPFLのフェザー級タイトルを懸けた史上初のダブルタイトルマッチ。5分3R、66.0kg契約のRIZIN MMAルールで行われた。
試合は、シェイドゥラエフ選手が持ち味のフィジカルと組みの強さを生かしながら主導権を握り、最終的には3ラウンドを戦い切って判定勝ち。ジャッジ3者はいずれも30-27をつけ、シェイドゥラエフ選手が3-0のユナニマス判定でマッキー選手を下した。
▪️1Rはマッキーが先制も シェイドゥラエフが圧力
立ち上がりから、マッキー選手が距離を見ながらパンチを放ち、最初の攻防でシェイドゥラエフ選手を捉える。
マッキー選手は長いリーチを生かした打撃で先手を取り、シェイドゥラエフ選手の前進を止めようとする。
しかし、シェイドゥラエフ選手はパンチを受けても前に出続け、組みの展開へ持ち込む。リング際ではシェイドゥラエフ選手がフィジカルの強さを見せ、マッキー選手に自由な攻撃を許さない。
マッキー選手は打撃で応戦するものの、シェイドゥラエフ選手を完全に止めるまでには至らず。両者の距離が近づくにつれ、シェイドゥラエフ選手の圧力が徐々に際立っていった。
▪️激しいフィジカル勝負 マッキーを消耗させる
2ラウンドに入ると、試合はさらに激しいフィジカル勝負となった。
シェイドゥラエフ選手はリングのスペースを巧みに使いながら、マッキー選手を追い込んでいく。組みの局面でも相手の動きを封じ、簡単には距離を作らせない。
一方のマッキー選手は、打撃を織り交ぜながら突破口を探す。しかし、シェイドゥラエフ選手の圧力とフィジカルに対応する時間が長くなり、徐々に消耗が見える展開となった。
決定的なフィニッシュこそ生まれなかったものの、試合の主導権はシェイドゥラエフ選手側に傾いていく。
▪️最後まで崩れないシェイドゥラエフ 判定へ
最終3ラウンド。
マッキー選手も最後まで勝負を諦めず、打撃から試合を動かそうとする。
しかし、シェイドゥラエフ選手は最後までペースを崩さなかった。
無理にフィニッシュを狙うのではなく、距離とポジションを管理しながら試合を進め、マッキー選手の反撃を封じていく。
結果は判定へ。
ジャッジ3者の採点は、
30-27
30-27
30-27
すべてシェイドゥラエフ選手を支持。
シェイドゥラエフ選手が3-0でAJ・マッキー選手を下した。
今回の勝利によって、シェイドゥラエフ選手はRIZINフェザー級王座を守ると同時に、PFLフェザー級王座も獲得。2つの団体のベルトを手にする歴史的な勝利となった。
RIZIN公式も今回の一戦を「史上初のダブルタイトルマッチ」と位置付けており、RIZIN王者として世界のトップクラスと対戦したシェイドゥラエフ選手が、マッキー選手との大一番でも勝ち切った形となった。
大会前の公式発表では、シェイドゥラエフ選手は19戦全勝で、その全試合をフィニッシュしてきた「ミスターパーフェクト」と紹介されていた。今回は自身初の3ラウンド判定決着となったが、フィニッシュに頼らず15分間を戦い抜き、世界的な実績を持つマッキー選手を相手に判定で勝ち切ったことも大きい。
マッキー選手は元ベラトール王者として高い打撃力とファイトIQを持つ選手。身長178cm、リーチ189cmとシェイドゥラエフ選手を上回る体格を持っていたが、シェイドゥラエフ選手はフィジカルと組みの強さを武器に、その差を試合の中で埋めてみせた。
▪️「フィニッシュできない」ではなく「フィニッシュを必要としない」15分間
これまで圧倒的なフィニッシュ率で勝ち続けてきたシェイドゥラエフ選手にとって、今回の勝利はこれまでとは異なる意味を持つ。
マッキー選手の距離感と打撃を警戒しながら、無理に仕留めに行くのではなく、組み、圧力、リングコントロールを組み合わせてポイントを積み上げた。
30-27×3という採点が示す通り、試合全体を通じて大きな崩れを見せなかった。
そして試合終了のゴングが鳴った瞬間、シェイドゥラエフ選手はRIZINのベルトだけではなく、PFLのベルトも手にした。
25歳のRIZIN王者が、RIZINとPFLという2つのトッププロモーションをまたぐダブルタイトルマッチを制覇。
フィニッシュではなく15分間の完成度で世界に存在感を示した。

