前田健太投手 NPB通算100勝を達成 雨中の力投で史上145人目の快挙 楽天は逆転勝利

2026.8.13

【©️楽天ゴールデンイーグルス】

楽天の前田健太投手が、大きな節目を迎えた。

12日に楽天モバイル最強パーク宮城で行われたオリックス戦に先発した前田健太投手は、7回7安打2失点の力投。楽天が7―2で逆転勝ちを収め、前田健太投手は今季3勝目を挙げるとともに、NPB通算100勝を達成した。

日本プロ野球で通算100勝に到達したのは史上145人目。メジャーリーグでも長く腕を振ってきた右腕が、再び日本の舞台で歴史的な数字に到達した。

 


「あと1勝ってことは分かっていたので、こうやってホームの登板で迎えた時になんとか今日決めたいと思っていた。皆さんの前で決めることができて本当にうれしいです」

試合後、前田健太投手は節目の勝利をかみしめるように語った。

 

▪️序盤から安定した投球 最速151キロでオリックス打線を封じる

前田健太投手は立ち上がりから安定感を見せた。

1回、2回はいずれも三者凡退。最速151キロを記録した直球を軸に、スライダーなどの変化球を効果的に組み合わせ、オリックス打線をテンポよく打ち取っていった。

試合が動いたのは4回だった。

1死一塁から紅林に左翼スタンドへの2ランを浴び、先制点を許す。しかし、前田健太投手はここから崩れなかった。

さらに雨が強まり、2死二塁となったところで試合は中断。約33分間の中断を挟む難しい展開となったが、再開後も集中力を切らさず、後続を抑えてピンチを脱した。

天候に左右される状況でも投球リズムを崩さず、7回までマウンドを守り抜いた。

 

▪️6回に打線が爆発 マッカスカーの満塁弾で一気に逆転

前田健太投手の粘投に、楽天打線も応えた。

2点を追う6回、黒川が反撃のソロ本塁打を放つと、さらに無死満塁のチャンスを迎える。

ここでマッカスカーが豪快な満塁本塁打を放ち、楽天が一挙に逆転。4点を奪って試合の流れを大きく引き寄せた。

前田健太投手にとっても、待望の勝利投手の権利を引き寄せる大きな援護となった。

「粘りながら投げて、こういうふうに味方が点を取ってくれて、マッカスカーがホームランを打ってくれて勝ちがついたんで、本当に今日は最高の気分です」

前田健太投手は喜びを隠さなかった。

 

▪️4試合連続HQS 100勝を新たなスタートラインに

リードを奪った楽天は、その後も救援陣がオリックス打線を抑え、7―2で勝利。チームは連敗を2で止めた。

前田健太投手はこれで4試合連続のHQS(7回以上を投げ、自責点2以下)を記録。

今回の100勝は、安定感を増す右腕の現在地を示す一勝にもなった。

日本球界で積み重ねた勝利に加え、メジャーリーグで培った経験も持つ前田健太投手。さまざまな舞台を経験してきた右腕が、再びNPBで「100」という大きな数字を刻んだ。

雨の中でも最後までマウンドを守り、味方の逆転を呼び込んだ前田健太投手。

史上145人目となるNPB通算100勝は、これまでの歩みを象徴すると同時に、さらなる勝利へ向けた新たなスタートとなる。