鈴木彩艶選手が後半出場45分間を無失点で完遂 アストン・ヴィラが3-1勝利でカラバオ杯4回戦へ
【©️Aston Villa 】
アストン・ヴィラの日本代表GK鈴木彩艶選手が、思わぬ形で出番を迎えた。
現地時間16日に行われたカラバオカップ3回戦、コベントリー・シティ対アストン・ヴィラでベンチスタートとなっていた鈴木選手が、後半開始からピッチへ。先発GKマルコ・ビゾット選手にアクシデントが発生したため、ハーフタイムで急きょ投入された。
鈴木選手は後半45分間を無失点で守り切り、ヴィラは3-1で勝利。チームを4回戦進出へ導いた。
▪️ビゾットにアクシデント ハーフタイム後の後半から鈴木彩艶へ
この日のヴィラは、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でゴールを守ってきた鈴木選手をベンチに置き、ビゾット選手を先発起用。
エメリ監督はカップ戦ということもあり、フィールドプレーヤーを含めて大幅なローテーションを採用していた。
試合は開始早々の7分、タミー・アブラハム選手が先制点を奪うと、27分にはコベントリーのビクトル・トルプ選手が直接FKを決めて1-1。しかし40分、ロス・バークリー選手が勝ち越しゴールを挙げ、ヴィラが2-1とリードして前半を終えた。
ところが、ここでGKにアクシデントが起きる。
『The Athletic』の報道をもとにした海外報道では、ビゾット選手は前半終了時に足を引きずるような様子を見せていたとされ、後半のゴールマウスには鈴木選手が立った。
さらにエメリ監督は試合後、ビゾット選手について「背中に痛みを感じたため交代させた」と説明。大きな負傷ではないことを願っているとも話している。
▪️GK鈴木彩艶選手が鉄壁の守備力で後半45分を無失点
突然の出場となった鈴木選手だったが、後半に入ると落ち着いてゴールを守った。
ヴィラは59分、コーナーキックからアブラハム選手がこの日2点目を奪って3-1。以降もコベントリーに追加点を許さず、そのまま試合終了を迎えた。
鈴木選手にとって重要だったのは、単に失点を許さなかったことだけではない。
急きょ投入された状況でも、後方からのビルドアップでは持ち味のキックを披露。正確なロングボールや前線への配球で攻撃の起点となり、ゴールキーパーとしての守備だけでなく、足元の技術でも存在感を示した。
ヴィラ専門メディアの試合評価でも、鈴木選手はハーフタイムから出場し、中盤へ正確なボールを送り込むプレーを見せたとして評価されている。
▪️今季すでにプレミア&CLで存在感を広げる日本代表GK
鈴木選手は今夏、アストン・ヴィラに加入。
すでにプレミアリーグとCLで先発出場を重ねており、今回のコベントリー戦は今季公式戦5試合目の出場となった。
この日は本来、カップ戦でベンチからチームを見守る立場だった。しかし、試合中のGKのアクシデントによって突然出番が訪れると、準備した時間が限られる状況でも45分間を無失点で終えた。
カップ戦の3回戦という舞台で、90分間フル出場とは異なる形ながら、鈴木選手にとっては貴重な実戦経験となった。
ヴィラは3-1で勝利し、カラバオカップ4回戦進出が決定。次のラウンドではボーンマスと対戦する。
▪️「いつ出てもいい」GKとしての適正と対応力
GKというポジションでは、フィールドプレーヤー以上に「突然の出場」が起こり得る。
先発GKの負傷や退場など、試合の流れとは関係なく出番が巡ってくる可能性があるからだ。
今回の鈴木選手も、前半はベンチから試合を見ていたところ、ハーフタイムで急きょ準備を整え、後半開始と同時にゴールを守ることになった。
そこで45分間を無失点。
しかも、ヴィラが3-1で勝利したことで、チームとしてもカップ戦を次のラウンドにつなげる結果となった。
今季、プレミアリーグとCLという高いレベルの舞台で経験を積んでいる鈴木選手にとって、今回のような突発的な出場で安定したプレーを見せられたことも、シーズンを戦ううえで意味のある45分間になった。

