ドリカムがロゴ無断使用グッズに警告 販売・配布だけでなくSNS掲載も対象に「法的措置の対象となる可能性」
DREAMS COME TRUEをめぐり、ロゴやデザインを無断で使用したグッズについて、所属プロダクションが注意を呼びかけた。
スタッフ公式Xは9月15日、株式会社ディーシーティーエンタテインメント名義の声明を掲載。DREAMS COME TRUEのロゴやデザインを無断使用してグッズなどを制作し、コンサート会場などで販売・配布する行為に加え、SNS上に掲示する行為についても問題を指摘した。
同社は、対象となる図形ロゴやデザインについて著作権などの権利を管理していると説明。そのうえで、個人で楽しむ範囲を超えた複製・改変、販売やプレゼント、SNSへの掲示などについて「弊社の権利を侵害」する行為にあたるとし、「侵害行為停止の申入れや法的措置の対象となる可能性があります」と明記した。
▪️「無料なら問題ない」とは限らない 公式が具体的な行為を列挙
今回の声明で重要なのは、金銭のやり取りがあるケースだけを対象としていないことだ。
ディーシーティーエンタテインメントは、有償・無償を問わず、対象となるロゴやデザインを無断で使用しないよう求めている。
さらに、無断使用したグッズについて、販売だけでなくプレゼントや配布も挙げ、購入や受け取りについても控えるよう呼びかけた。
つまり、今回の公式発表は「利益を得ているかどうか」だけを基準にした注意喚起ではない。
一方で、個々の行為が法律上どのように評価されるかは、使用方法や公開の態様などによって異なる。したがって、「無断でロゴを使った行為はすべて同じ法律違反になる」と一律に断定するのではなく、具体的な使用態様ごとに判断する必要がある。
▪️SNSへの投稿も明記 ただし「投稿しただけで必ず違法」とは限らない
今回、特に注目されるのがSNSへの掲示だ。
所属プロダクションは、ロゴやデザインを無断で使用したものをSNS上に掲示する行為についても、声明の中で明確に言及している。さらに、法的措置の対象となる可能性があるとの見解を示した。
著作権法には、著作物を複製したり、公衆に向けて送信・提供したりする行為について、権利者の許諾が必要となる場合が定められている。
ただし、SNS上に何らかの画像を投稿したという事実だけで、直ちにすべてのケースが著作権侵害になるわけではない。著作物の種類、利用方法、投稿内容、引用に当たるかどうかなど、個別の事情を踏まえて判断される。
今回の記事では、こうした法律上の個別判断を踏まえ、**「SNSへの掲示もDREAMS COME TRUE側が問題となり得る行為として明示した」**と整理するのが正確だ。
▪️中村正人さん「お願いでは無く権利関係の法律に基づく厳重警告」
今回の声明を受け、中村正人さんも自身のXで反応した。
中村さんはスタッフ公式の投稿を引用し、
「この件は、お願いではなく、権利関係の法律に基づく厳重警告です」
と投稿。
さらに、ファンだから、推し活だから、無料だからという事情だけで許されるものではないとの趣旨を説明し、行為を直ちにやめなければ法律に基づいて責任を問われるという意味での警告だと強調した。
ここで重要なのは、中村さん個人の判断というより、所属プロダクションが権利管理者として公式声明を出した後に、中村さん自身もその趣旨を改めて発信している点だ。
▪️ドリカム側は知的財産権について公式に案内
DREAMS COME TRUE側は以前から、名称やデザインなどに関する知的財産権について公式サイトで説明している。
公式サイトでは、「DREAMS COME TRUE」「ドリカム」などの名称について商標権などによる保護を説明。さらに、イラスト、画像、動画、管理デザイン、楽曲、ライブ演出などについても権利関係を案内している。
そのため今回の声明も、単なるファン同士のトラブルについての注意ではなく、所属プロダクションが管理する知的財産の利用について、権利者側から正式に示された注意喚起と位置づけられる。
好きなアーティストを応援する目的で、自分用のアイテムを制作したり、写真をSNSに投稿したりするファン活動は広く行われている。
しかし、権利者が管理するロゴやデザインを利用する場合、その利用方法によっては著作権や商標権など、複数の知的財産権が関係する可能性がある。
今回、DREAMS COME TRUE側が「個人で楽しむ範囲」を超えた利用について具体的に注意を促したのも、こうした権利関係を明確にするためとみられる。
特に、販売、配布、プレゼント、SNSへの掲示など、不特定の第三者に届ける形で利用する場合には、単純な私的利用とは扱いが異なる可能性がある。
今回の声明から読み取れるのは、DREAMS COME TRUE側がロゴやデザインの無断使用について、具体的な利用方法を挙げながら注意を促していることだ。
一方で、法的責任が発生するかどうかは、個々のケースについて法律上の要件に照らして判断される。
そのため、ファン側が自作グッズなどを制作・公開する場合には、単純に「販売していないから大丈夫」「無料だから問題ない」と考えるのではなく、公式の利用ルールや許諾の有無を確認することが重要になる。
DREAMS COME TRUE側は今回、有償・無償を問わず無断使用を控えるよう呼びかけている。

