張本美和選手が遂にに世界3位へ 17歳で“中国勢牙城”に割って入る快挙 日本女子卓球界の新時代を印象づける
国際卓球連盟(ITTF)が5月11日、最新の世界ランキングを発表し、17歳の張本美和選手が女子シングルスで自己最高となる世界3位へ浮上した。前回から2ランクアップとなり、中国勢が長年築いてきた“トップ3独占”の構図を崩す快挙となった。
女子卓球界では依然として中国勢が圧倒的な強さを誇っており、世界1位の孫穎莎選手、2位の王曼昱選手が上位を維持。しかし、その牙城に17歳の日本の新星が食い込んだことは、世界卓球界に大きなインパクトを与えている。
張本選手は、10日まで行われた世界選手権団体戦で圧巻のパフォーマンスを披露。日本女子は6大会連続となる銀メダルを獲得したが、その原動力となったのが張本選手だった。
特に注目を集めたのは、中国との決勝戦。
これまで11戦全敗だった世界2位・王曼昱選手から金星を挙げ、日本チームに勢いをもたらした。大会を通じて個人戦績は10勝1敗。17歳とは思えない冷静さと攻撃力で、世界のトップ選手たちを相手に存在感を示した。
今回のランキング上昇により、3位だった陳幸同選手を抜き去り、中国勢以外では最上位に。日本女子卓球界における“次代のエース”として、その期待はさらに高まっている。
また、日本勢では早田ひな選手が1ランクアップの10位となり、トップ10復帰を果たした。さらに、決勝戦で中国の蒯曼選手を破る活躍を見せた橋本帆乃香選手も14位へ浮上している。
日本女子卓球界は、ベテランと若手が融合しながら確実に世界との差を縮めつつある。なかでも張本選手の急成長は、2028年ロサンゼルス五輪を見据えるうえでも、大きな希望となりそうだ。
〈女子シングルス世界ランキング〉
【トップ10】
1位 孫穎莎(中国)
2位 王曼昱(中国)
3位 張本美和 ↑2
4位 陳幸同(中国) ↓1
5位 朱雨玲(マカオ) ↓1
6位 陳熠(中国)
7位 蒯曼(中国)
8位 王芸迪(中国)
9位 ウィンター(ドイツ)
10位 早田ひな ↑1
【30位以内の日本人選手】
3位 張本美和 ↑2
10位 早田ひな ↑1
12位 大藤沙月
13位 伊藤美誠
14位 橋本帆乃香 ↑1
16位 長﨑美柚
25位 佐藤瞳 ↓3
26位 木原美悠 ↓1

