メイウェザーVSパッキャオ“世紀の再戦”は9月25日にスライド開催へ 会場もT―モバイル・アリーナに変更か

2026.5.9

【©️Ring magazine】

世界中のボクシングファンが注目する“世紀の再戦”が、開催日程と会場を変更して実現へ向かっている。米老舗ボクシング専門誌「THE RING」は8日(日本時間9日)、元世界5階級制覇王者 フロイド・メイウェザー と、元世界6階級制覇王者 マニー・パッキャオ の再戦について、当初予定されていた9月19日から、9月25日(日本時間26日)へ“スライド開催”される方向になったと報じた。会場も米ネバダ州ラスベガスの「スフィア」から、約2万人収容の T-モバイル・アリーナ に変更される見通しだ。


 

報道によれば、両陣営は公式プロボクシング戦に関する契約修正案で合意。

パッキャオ陣営のジャス・マスールCEOは、「Netflix」が9月25日の再戦を配信予定であることを明かしたという。もともと同カードは、9月19日にラスベガスの新名所「スフィア」で開催されると発表されていたが、日程と会場の両面で大幅な変更が加えられた形となった。

背景には、会場スケジュールの問題もある。スフィアでは当初日程付近にロックバンド「イーグルス」の公演開催が決定しており、調整が難航。結果として、より大規模集客が見込めるT―モバイル・アリーナへの“スライド開催”が現実味を帯びた。

一方で、試合形式を巡っては混乱も続いていた。メイウェザー選手は先月下旬、「これは公式戦ではなくエキシビションだ」と主張。しかし、その後リング誌が確認した契約文書には、“公式戦”として戦績に記録される内容が明記されていたという。メイウェザー選手にとっては、50戦無敗という伝説的レコードが懸かるだけに、契約交渉は極めて慎重に進められているとみられる。

対するパッキャオ選手は、4月放送の番組「インサイド・ザ・リング」で「エキシビションはやらない。真剣勝負でなければ意味がない」と断言。両者の温度差も注目を集めていた。

2人が初対決したのは2015年5月。

ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われた歴史的一戦では、当時WBA・WBC世界ウエルター級統一王者だったメイウェザー選手が判定勝利を収め、3団体統一を達成した。興行収入、ペイ・パー・ビュー売上ともにボクシング史上最大級を記録し、メイウェザー選手は約2億2000万〜2億3000万ドル、パッキャオ選手も約1億5000万ドルを手にしたとされる。

11年の時を経て再び動き始めた世紀のカード。

日程変更による“スライド開催”の末に、ボクシング史に残る再戦が正式決定となるのか、世界中の視線がラスベガスに注がれている。

なお、メイウェザー選手は6月27日にギリシャ・アテネで、元K―1戦士の マイク・ザンビディス とエキシビションマッチを行う予定。通算戦績はメイウェザー選手が50戦全勝(27KO)、パッキャオ選手が62勝(39KO)8敗3分け。