中国の若手サッカー選手がスペインでの試合中に重傷 「脳死」と診断!!

2025.2.14

中国の若手サッカー選手がスペインでの試合中に重傷 「脳死」と診断!!

【中国の通信アプリ・微信(ウィーチャット)に投稿】

中国・北京サッカー協会(BFA)は13日、

同市のU-20男子代表チームに所属する郭嘉璇(グオ・ジアシュエン)選手が、

スペインでの試合中に重傷を負い「脳死」と診断されたことを発表した。

郭選手はさらなる治療を受けるため、

特別手配されたチャーター機で北京へ搬送される。

 

▪️練習試合中に発生した悲劇

BFAが中国の通信アプリ・微信(ウィーチャット)に投稿した声明によると、

事故は2月6日にスペイン・マドリード郊外のアルコベンダスで発生。

同地のクラブチームとの練習試合中に郭選手が負傷し、意識を失った。

事故の詳細については明かされていないが、試合中の激しい接触プレーや転倒によるものと推測される。郭選手はピッチ上で両チームの医療スタッフによる緊急処置を受けたものの、容体は回復せず、救急ヘリコプターで地元の脳神経外科病院へ搬送された。

 

▪️懸命の救命措置も「脳死」と診断

病院ではおよそ4時間にわたり懸命な救命措置が施されたが、医師団は郭選手を「脳死」と診断。これを受け、中国サッカー界では大きな衝撃が広がっている。

BFAは声明の中で、「この事故を深く悲しんでいる。希望の光がある限り、われわれは決して諦めることなく、全力でフォローアップしていく」とコメント。郭選手の家族やチームメートへのサポートを続ける姿勢を示した。

 

▪️中国大使館も支援、帰国の準備進む

事故の翌日には、在スペイン中国大使館の職員が病院を訪れ、現地の医療チームと協議。郭選手の治療継続と帰国の準備を支援し、専用のチャーター機を手配した。現在、郭選手は北京へ搬送される予定となっており、家族や関係者は少しでも回復の可能性を信じている。

 

▪️将来を嘱望された若きDFの悲劇

郭選手は現在18歳。かつては中国スーパーリーグ(1部)の名門・北京国安のU-19チームでDFとしてプレーし、2023年にはU-17の中国代表チームにも選出されるなど、将来を嘱望される選手だった。堅実な守備力と冷静な判断力が評価されており、将来的にはA代表入りも期待されていた。

中国国内のサッカーファンや関係者の間では、郭選手の事故を受け、安全管理の徹底や医療体制の強化を求める声も上がっている。

今後、事故の詳細や責任の所在についても議論が進むことが予想される。