織田裕二さんが車椅子の刑事で新境地へ!テレビ朝日ドラマ初主演作は「かなり挑戦的な作品」

2026.5.22

【©️テレビ朝日】

俳優の織田裕二さんが 6月27日放送のテレビ朝日系ドラマプレミアム『ダブルエッジ~甦った男』で主演を務めることが発表された。織田さんにとってテレビ朝日ドラマでの主演は今回が初となり、車椅子生活を送る元エース刑事という難役に挑戦する。


 

長年にわたり『東京ラブストーリー』や『踊る大捜査線』シリーズなど、日本ドラマ史に残るヒット作を支えてきた織田さん。今回演じる郡司孝介は、“現場100回”を信条に突き進んできた昭和気質の刑事だ。かつては警視庁捜査一課のエースとして鳴らしたが、ある事件で容疑者に刺され、車椅子生活を余儀なくされたことで人生が一変。

第一線から退き、所轄の生活安全課へ異動となっていた。

そんな郡司の前に現れるのが、ASD(自閉スペクトラム症)の特性を持つ財務捜査官・阿久都華瑠。演じるのは小野花梨さんで、織田さんとは本作が初共演となる。

華瑠は、一度見たものを正確に記憶できる突出した能力を持つ一方、人とのコミュニケーションや突発的な予定変更を苦手とするキャラクター。これまでデスクワーク中心だった彼女が、郡司のサポート役として現場に駆り出されることで、物語は大きく動き出していく。

物語の発端となるのは、大物政治家の娘が惨殺される衝撃的な事件。白いドレスを血で染め、口をテープで塞がれた遺体の状況は、3年前に死亡したはずの連続殺人鬼による犯行と酷似していた。捜査本部は同一犯の可能性を疑い、かつてその事件を追っていた郡司を捜査へ復帰させる。

 

しかし、捜査一課の刑事たちは郡司の復帰に猛反発。

そんな中、郡司は偶然知り合った華瑠を自らのサポート役に指名する。性格も価値観も正反対な2人は、当初こそ衝突を繰り返すものの、独自の視点で捜査を進める中で次第に信頼関係を築き、やがて事件の裏に隠された驚愕の真実へと迫っていく。

織田さんは本作について、「車椅子の刑事とASDの捜査官という設定を聞いた時、“かなり挑戦的な作品だな”と感じた」とコメント。その上で、「多様性が求められる今の時代だからこそ、こうした凸凹コンビが自然に存在していてもおかしくないと思えた」と作品への思いを語った。

さらに撮影では、実際に車椅子で生活することで数多くの“日常の壁”を体感したという。駐車スペースのポール移動や砂利道での走行、古い建物の床の傾き、真夏の炎天下で熱を持つ車椅子の金属部分など、普段は見過ごされがちな不便さを肌で感じたことを明かし、「想像以上に多くの気づきがあった」と振り返った。

一方、小野さんも「織田裕二さんの相棒役は恐れ多かった」としながら、「台本に描かれた凸凹コンビの愛らしさに惹かれた」とコメント。役作りにあたっては、ASD当事者や家族への取材を重ね、制作陣と細かな調整を行いながら人物像を作り上げたという。

近年のテレビドラマ界では、“バディもの”に社会的テーマを織り交ぜる作品が増加している。本作も単なる刑事ドラマにとどまらず、多様性や他者理解といった現代的テーマを内包したヒューマンミステリーとして注目を集めそうだ。

シリアスな連続殺人事件を軸にしながらも、随所にユーモアや人間味を織り込み、“不完全な2人”が少しずつ心を通わせていく姿が本作最大の見どころとなる。

織田さんは「これまでにあまり見たことがないタイプの作品」

自信をのぞかせている。