昼田瑞希選手 ピラミッドの夜に歴史を刻む 女子ボクシング界を牽引する“世界基準の女王”がV7戦へ
女子ボクシング界の歴史を塗り替え続けるWBO女子世界スーパーフライ級王者・昼田瑞希選手(30=三迫)が23日(日本時間24日)、エジプト・ギザで同級10位 マイ・ソリマン選手(28=オーストラリア)を迎え、7度目の防衛戦に臨む。
会場となるのは、世界遺産・ギザのピラミッド前に設置される特設リング。
数千年の歴史を誇る壮大な舞台で、日本女子ボクシング史に新たな1ページを書き加えようとしている。
昼田選手は、昨年11月にグロリア・ガジャルド選手(メキシコ)を相手に勝利してい以来、約6カ月ぶりのリング。21日(日本時間22日)には
現地で公式会見に出席し、挑戦者ソリマン選手とフェイスオフを行った。
現地エジプトメディア「ナイルFM」は、この一戦を「大会屈指の注目カード」と紹介。
エジプト出身で、現在はオーストラリアを拠点とするソリマン選手への地元声援は必至とみられる中、それでも主役として熱視線を集めているのが昼田選手だ。
昼田選手は取材に対し、「彼女は素晴らしいボクサー。ここで愛されている存在だと思う」と挑戦者への敬意を口にしながらも、王者としての覚悟をにじませた。
「私は責任感を持って行動するように心掛けている。この王座にふさわしい存在であるために、一生懸命努力している」
その言葉には、完全アウェーの地で単なる防衛戦以上の意味が宿る。
昼田選手が背負っているのは、一つのベルトだけではない。
女子ボクシングという競技そのものの価値を押し上げ、
日本女子ファイターの存在感を世界へ示す“使命”でもある。
近年、女子ボクシングは世界的に競技レベルと注目度を急速に高めているが、その中心で戦い続けているのが昼田選手だ。攻撃性と技術を兼ね備えたファイトスタイル、そして王者としてのプロフェッショナルな姿勢は海外でも高く評価されており、いまや「日本女子ボクシングの顔」と呼ぶにふさわしい存在となった。
今回の興行「ギザの栄光」では、メインイベントとして3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク選手(ウクライナ)が、元GLORY世界ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン選手(オランダ)を迎え撃つビッグマッチも開催。
さらにWBA世界ウェルター級王座決定戦、WBO世界スーパーミドル級王座決定戦など、世界最高峰のカードが並ぶ。


