【ONE FF 169】稲井良弥選手がONE初参戦で勝利! 強烈な左フックでダウン奪取、ヴォーティア選手との接戦を判定2―1で制す

2026.9.4

 

RISEウェルター級3位の稲井良弥選手が、

ONE Friday Fights 169でONE初参戦を果たし、

難敵ダニエル・ヴォーティア選手を判定2―1で破った。

9月4日、タイ・ルンピニースタジアムで開催された「ONE Friday Fights 169」。フェザー級(-70.3kg)キックボクシング3分3Rに登場した稲井良弥選手は、持ち味である強烈なパンチを武器にヴォーティア選手からダウンを奪取。最後まで前へ出続ける攻撃的なファイトを披露し、ONEデビュー戦を見事に勝利で飾った。

RISEで実績を積み重ねてきた強打者・稲井選手が、ONEという世界的な舞台で新たなキャリアの一歩を踏み出した。


 

稲井良弥選手はTARGET大森に所属するキックボクサー。

ISKAオリエンタルルール日本スーパーウェルター級王座、

第4代DEEP☆KICK-70kg王座を獲得するなど、国内トップ戦線で存在感を示してきた。

これまでの戦績は18勝(13KO)3敗1分。

今回、ONE Friday Fights 169で稲井選手の対戦のダニエル・ヴォーティア選手。

スイッチを巧みに使いながらジャブやミドルキック、テンカオなどを繰り出すヴォーティア選手に対し、稲井選手がどのように距離を詰めるのかが注目された。

 

■1Rはヴォーティア選手が距離を支配

1R、ヴォーティア選手は軽快なステップを使いながら前後左右に動き、構えを頻繁にスイッチ。

長いジャブからワンツーにつなげ、稲井選手との距離を巧みにコントロールする。

稲井選手は右ローを蹴りながら前へ出ると、ヴォーティア選手のパンチに右クロスを合わせる。さらに右フックを振り抜き、得意のパンチを当てる機会をうかがった。

ヴォーティア選手もテンカオや左ミドル、左ハイなどを織り交ぜ、稲井選手の前進を迎撃。

稲井選手が左右のフックを振りながら距離を詰める一方、ヴォーティア選手は足を使って攻撃をかわしながら反撃する。

序盤はヴォーティア選手が持ち味のスピードと距離感を発揮し、試合をコントロールする展開となった。

 

■2R、稲井良弥選手の強打が試合を動かす

2Rに入ってもヴォーティア選手はスイッチを繰り返し、ジャブやミドルキック、飛びヒザなど多彩な攻撃を披露。

対する稲井選手はワンツーから前進し、右ハイ、右フックを繰り出す。

ヴォーティア選手が距離を取りながら試合を組み立てる時間が続く中、稲井選手に最大のチャンスが訪れた。

ヴォーティア選手がコーナーを背負った瞬間、稲井選手が右フックを振り抜く。

さらに続けざまに左フックを叩き込むと、ヴォーティア選手がダウン。

それまで距離を支配していたヴォーティア選手に対し、

稲井選手が強烈なパンチ一発で形成逆転し

試合の流れを大きく引き寄せた。

ダウンを奪った稲井選手は、KO狙いにさらに果敢に前へ出る。

左右のボディーを打ち込み、最後は豪快な左フックを振り抜く。

稲井選手のパンチ力が、ONE初戦から大きなインパクトを残した。

 

■最終3Rも稲井良弥選手は前進を止めない

最終3R、ヴォーティア選手は再び足を使いながら右ロー、左ミドルを繰り出す。

稲井選手も右ミドルを返し、さらに左右のフックでプレッシャーをかけていく。

ヴォーティア選手の左ミドルや左ストレートを受ける場面もあったが、

果敢に稲井選手は前進を止めない。

頭を振りながら効いていないことをアピールすると、再び左右のフックを振りながら距離を詰める。

ヴォーティア選手がテンカオや左アッパーで迎え撃っても、

稲井選手は下がらずパンチを打ち込んでいく。

終盤には、稲井選手の左フックでヴォーティア選手が大きく吹き飛ぶ場面も見られた。

この印象は大きかった。

右ミドルから右の強打につなげるなど、

稲井選手は最後までKOを狙う姿勢を崩さなかった。

 

■判定2―1、稲井良弥選手がONE初参戦を白星で飾る

3Rを終え、勝負は判定へ。

ジャッジの裁定は2―1。

稲井良弥選手がダウンを奪った接戦を制し、ONE初参戦で見事に勝利をつかんだ。

強烈な左右のフックを武器に、最後まで前へ出続けた稲井選手。

世界的な格闘技イベントであるONEの舞台でも、持ち味である攻撃力を存分に披露し、初参戦から強烈な存在感を示した。

 

■RISEで培った勝負感と強打をONEの舞台へ

稲井選手はこれまでRISEを主戦場として戦い、RISEウェルター級王座を懸けたタイトル戦も経験。

中野椋太選手との王座戦では敗れたものの、その後は11連勝(7KO)を記録するなど、国内トップ戦線で実績を積み重ねてきた。

2026年3月には髙木覚清選手に判定で敗れたものの、今回のONE Friday Fights 169では再び勝利。

ONE初参戦という新たな舞台で、見事に白星を手にした。

RISEで磨き上げてきた強打が、世界の舞台でどこまで通用するのか。

今回のONEデビュー戦ではダウンを奪ったことに加え、最後まで攻め続ける稲井選手のファイトスタイルも強く印象に残った。

 


【試合結果】

ONE Friday Fights 169
2026年9月4日(金)
タイ・ルンピニースタジアム

フェザー級(-70.3kg)キックボクシング 3分3R

○ 稲井良弥選手(TARGET大森/RISEウェルター級3位)
判定2―1
× ダニエル・ヴォーティア選手(ガーナ/スペイン/Kenshiro Gym)

稲井良弥選手:ONE初参戦・初勝利、ダウン奪取