河村勇輝選手 クリッパーズと「エグジビット10契約」 NBA再挑戦へ新たな一歩、八村塁選手との共闘にも期待

2026.8.10

【©️Los Angeles Clippers 】

米プロバスケットボールNBAのロサンゼルス・クリッパーズは日本時間10日、日本代表の河村勇輝選手と「エグジビット10契約」を結んだことを公式SNSで発表した。

昨季、シカゴ・ブルズでNBAの舞台を経験した河村選手にとって、クリッパーズとの契約はさらなる飛躍を目指す新たなスタートとなる。

 

▪️ブルズでNBAを経験、サマーリーグではペイサーズの一員に

25歳の河村選手は2025-26シーズン、ブルズと2ウェイ契約を結び、NBAでプレー。

持ち前のスピードとゲームメーク能力を武器に、世界最高峰の舞台で経験を積んだ。

シーズン終了後はフリーエージェント(FA)となり、今夏はインディアナ・ペイサーズの一員としてNBAサマーリーグにも参戦。新たな環境で自身の存在感を示していた。

そして今回、次なる挑戦の舞台として決まったのがクリッパーズだ。

クリッパーズは公式SNSで「ユウキ・カワムラとエグジビット10契約を結びました」と発表。河村選手にとって、再びNBAのロスター入りを目指すチャンスが巡ってきた。

 

▪️「エグジビット10契約」からNBA定着を目指す

今回の契約は「エグジビット10」と呼ばれるNBA特有の契約形態で、

最低年俸による無保証契約が基本となる。

ただし、河村選手にとっては決してゴールではない。

プレシーズンなどでアピールを続け、チームの評価を勝ち取ることができれば、開幕前に2ウェイ契約へ移行する可能性もある。

また、契約解除となった場合でも、クリッパーズ傘下のGリーグチームと契約し、一定の条件を満たすことでボーナスを受け取れる仕組みがある。

NBAでのプレー機会をつかむため、河村選手はこれまでにも一歩ずつ道を切り開いてきた。今回もまずはチーム内で存在感を高め、開幕ロスター入り、

さらには2ウェイ契約を目指す戦いが始まる。

 

▪️八村塁選手との「日本人コンビ」誕生にも注目

そして、今回の移籍で大きな注目を集めているのが、八村塁選手との共闘の可能性だ。

クリッパーズには今夏、ロサンゼルス・レイカーズからFAとなった八村選手が加入。米メディアによると、契約は2年総額2800万ドル(約45億円)と報じられている。

NBAという世界最高峰の舞台で、日本を代表する2人の選手が同じユニホームを着ることになれば、日本バスケットボール界にとっても大きなニュースとなる。

河村選手は昨季、NBAで実戦経験を積み、八村選手はリーグで長年プレーしてきた実績を持つ。ポジションも役割も異なる2人だが、日本代表で培ってきた経験を含め、同じチームで切磋琢磨することへの期待は大きい。

 

▪️まずはプレシーズンから勝負

エグジビット10契約は、NBA定着を約束するものではない。しかし、河村選手にとっては、再びNBAの舞台で自身の力を証明するための重要なチャンスとなる。

昨季のブルズで得たNBA経験、サマーリーグでの挑戦を経て、今度はクリッパーズで新たな競争に挑む。

まずはチーム内で信頼を勝ち取り、開幕ロスター入り、そして2ウェイ契約へ――。

河村選手のNBA挑戦は、ここから新たな章へと進んでいく。