サッカー日本代表が11月にブラジルとの再戦が濃厚 W杯惜敗から再び世界王者候補へ挑戦 2030年大会へ新たな一歩

2026.7.3

【©️FIFA】

北中米ワールドカップでベスト16入りを果たした日本代表が、11月にブラジル代表との国際親善試合を行うことが濃厚となった。関係者によると、日本はシンガポールで開催予定の国際親善大会に参加し、ブラジルとパラグアイと対戦する見込み。ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で惜敗した相手との再戦が実現すれば、2030年ワールドカップへ向けた新たなスタートを占う重要な一戦となる。

今回の対戦は、単なる親善試合ではない。日本にとっては世界最高峰の舞台であと一歩及ばなかった悔しさをぶつける”リターンマッチ”であり、ブラジルにとってもアジア屈指の実力を備えた日本との再戦は、互いの現在地を測る意味合いを持つ。


 

▪️あと一歩届かなかった世界の壁

日本は6月29日(日本時間30日)に行われたワールドカップ決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦。前半29分、佐野選手が鮮やかなミドルシュートを突き刺し、日本が先制に成功した。

しかし後半は、ビニシウス選手を軸としたサイド攻撃やロングボールを織り交ぜるブラジルの圧力に押し込まれる展開となり、後半11分に同点弾を献上。粘り強く守り続けたものの、延長目前の後半アディショナルタイム5分に決勝ゴールを許し、1-2で涙をのんだ。

勝利まであとわずかだっただけに、日本代表にとっては大きな悔しさが残る敗戦となった。

▪️森保監督「世界との差は縮まっている」

試合後、森保一監督は「世界基準に日本も近づいている感覚はある。ただ、結果として押し切られるという差があるのも事実」とコメント。世界トップレベルと互角に戦える時間帯が増えた一方で、勝敗を分ける局面での個の力や勝負強さに課題が残ったとの認識を示した。

ブラジルとの再戦は、その課題を再確認するとともに、日本がどこまで成長できているかを示す絶好の機会となる。

▪️対ブラジル戦の歴史も変化

日本はブラジルとこれまで15試合対戦し、通算成績は1勝2分12敗。

長らく勝利から遠ざかっていたが、昨年10月の国際親善試合では3-2でブラジルから歴史的な初勝利を挙げ、大きな話題となった。かつては2014年にシンガポールで0-4と完敗を喫した苦い記憶もあるだけに、日本代表の成長は着実に数字にも表れている。

今回の再戦では、その勝利が一過性ではなかったことを証明できるかも焦点となる。

日本代表は9月と10月にも国内で国際親善試合を予定しており、対戦相手は今後発表される見通し。11月のブラジル戦は年内最後の強化試合となる可能性が高い。

ワールドカップで失点に絡み悔し涙を流した田中選手、左膝負傷で決勝トーナメントを欠場した久保選手、そして大会期間中のブラジルに関する発言が注目を集めた塩貝選手らの招集も有力視されている。

森保監督は決勝トーナメント敗退後、「この悔しさを胸に刻み、また次の成長につなげていこう」と語った。