スペインがオーストリアを3発撃破で16強進出 オヤルサバル2発 無敵艦隊が本領発揮 次戦はポルトガルとの欧州強豪対決へ
攻守でオーストリアを圧倒 完成度の高さを示した
スペインが優勝候補の実力を証明
【©️FIFA】
FIFAワールドカップ2026北中米大会は7月3日、ラウンド32でスペイン代表とオーストリア代表が対戦し、スペインが3-0で快勝。FWミケル・オヤルサバルの2ゴールに加え、DFペドロ・ポロの代表初ゴールが生まれるなど攻守にわたってオーストリアを圧倒し、危なげなくベスト16進出を決めた。
EURO王者として今大会に臨むスペインは、グループリーグから高い完成度を見せてきたが、この日も持ち味であるポゼッションサッカーを存分に発揮。テンポの良いパスワークと組織的な守備で試合を支配し、優勝候補の一角として改めて存在感を示した。
試合は立ち上がりから両チームがコンパクトな陣形を保ち、激しい攻防を繰り広げた。しかし時間の経過とともにスペインがボール保持率を高め、主導権を掌握していく。
29分にはCKからマルク・ククレジャがネットを揺らしたものの、直前のファウルにより得点は認められない。それでも攻勢は止まらず、ラミン・ヤマルやオヤルサバルが立て続けにゴールへ迫り、オーストリア守備陣を押し込んだ。
均衡を破ったのは前半36分だった。
ペドリが中央から左サイドへ展開すると、ククレジャが鋭いグラウンダーのクロスを供給。これにオヤルサバルが左足でダイレクトに合わせ、スペインが待望の先制点を奪った。
前半アディショナルタイムにはアレックス・バエナのFKがクロスバーを直撃。こぼれ球にヤマルが反応したが、GKアレクサンダー・シュラーガーの好セーブに阻まれ、追加点はならなかった。
後半に入っても試合の流れは変わらない。
スペインはボールを保持しながらオーストリア陣内で攻撃を組み立て、49分にはオヤルサバル、54分にはロドリがゴールを狙うなど攻勢を継続。一方のオーストリアは61分、途中出場のサシャ・カライジッチがヘディングシュートで反撃を試みたが、クロスバーを越え決定機を逃した。
すると66分、バエナが左サイド深くから送ったクロスに右サイドバックのペドロ・ポロが頭で合わせ、貴重な追加点を奪取。サイドバックの積極的な攻撃参加も光り、スペインが試合を優位に進める。
さらに89分には、この日何度も好連係を見せたククレジャとオヤルサバルのホットラインが再び開通。ククレジャのラストパスを受けたオヤルサバルが冷静に流し込み、この日2点目となるダメ押しゴールを決めた。
最後までスペインはオーストリアに決定的なチャンスをほとんど与えず、3-0で試合終了。攻撃陣の破壊力に加え、安定した守備と高い試合運びを披露し、優勝候補にふさわしい内容で決勝トーナメント初戦を突破した。
ベスト16では、クリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル代表と対戦する。ポルトガルはラウンド32でクロアチア代表との激闘を2-1で制し勝ち上がっており、スペインとの一戦は欧州屈指の実力国同士による今大会屈指のビッグマッチとなる。

