ドジャーズ 大谷翔平選手に“異変”…各球団の研究が加速 11試合&51打席連続ノーアーチ、ドジャース首脳陣も課題を認める

2026.5.12
【©️Los Angeles Dodgers 】

5月12日(日本時間13日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたジャイアンツ戦に、「1番・DH」で先発出場した大谷翔平が、5打数無安打。これで11試合、51打席連続ノーアーチとなり、長打力を誇るスーパースターに対し、メジャー各球団の“包囲網”がさらに強化されている実態が浮き彫りとなった。


 

今季の大谷選手は、開幕直後こそ圧倒的な打撃を見せつけていたが、ここ23試合で放った本塁打はわずか1本。相手バッテリーは明らかに配球パターンを変化させており、かつてのように真っ向勝負を挑む場面は減少。特に最近は、高め速球で差し込み、変化球を低めに集める“専用設計”とも言える攻めが徹底されている。

この日の相手先発、トリスタン・マクドナルドも例外ではなかった。初回先頭打者として迎えた第1打席では、内寄りの速球で詰まらせて一ゴロ。5回の第3打席では、最後にチェンジアップでタイミングを外され、ヘルメットが脱げ落ちるほどの豪快な空振り三振を喫した。9回の第5打席も空振り三振に終わり、本拠地には重苦しい空気が漂った。

近年のMLBでは、データ解析部門の強化が急速に進んでいる。

各球団は数万球単位のトラッキングデータをもとに、大谷選手のスイング軌道、打球角度、カウント別傾向まで徹底分析。単に「強打者対策」というレベルではなく、“大谷翔平専用マニュアル”とも呼べる攻略法を共有している。

実際、デーブ・ロバーツ監督も前日の試合後、「速球に差し込まれている。通常なら広角へ運べるベルト付近のボールに少し遅れている」と分析。振り遅れによって打球が上がらず、本来の長打角度を作れていない現状を認めた。

一方で、試合前の打撃練習では異次元のパワーを披露した。

ブルペン投球後に行われたフリー打撃では、52スイングで17本の柵越え。右翼場外へ消える特大弾も飛び出し、ロバーツ監督や球団幹部も思わず視線を奪われた。

それでも実戦になると、相手バッテリーの攻めは極めて慎重だ。甘い球はほとんどなく、ゾーンの出し入れ、球速差、高低差を組み合わせた徹底マークが続く。かつての“打てる球が来る大谷翔平”ではなく、“いかに打たせないか”をリーグ全体で共有している段階に入ったとも言える。

それでも、大谷選手がリーグ屈指の成績を維持している数字の事実こそ、異常とも言える。

MLB最先端の分析網、専属アナリスト、投球設計チームによる研究対象となりながら、なお相手投手に最大級の警戒を抱かせ続けているからだ。

ドジャース打線の核として、そしてMLBの象徴として。各球団の研究が日に日に進化する中、大谷選手が再びその“対策”を打ち破れるか!?