ゴルフ界の年収王はジョン・ラーム 松山英樹は世界9位にランクイン
【2024年版フォーブス長者番付】
米経済誌『フォーブス』が6月11日(現地時間)、2024年版ゴルフ長者番付を発表した。トップに輝いたのはスペイン出身のジョン・ラーム。LIVゴルフへの移籍を追い風に、推定収入は1億200万ドル(約147億円)と驚異的な数字を記録した。
▪️LIVゴルフ効果で収入急伸、ラームが2年連続トップ
ラームは昨年、LIVゴルフで年間2勝を挙げ、年間王者にも輝いた。ボーナスだけで1800万ドルを獲得しており、今年もすでに3度トップ5入りを果たしている。コース外収入は9200万ドルにのぼり、主な収入源はキャロウェイやロレックス、所属チーム「リージョンXIII」のスポンサーであるサンタンデール銀行など。LIV移籍に伴うスポンサー構成の変化にも関わらず、そのブランド価値は健在だ。
▪️松山英樹、堂々の9位 アジア勢トップとして存在感
日本の松山英樹も堂々のランクイン。推定年収は4200万ドル(約61億円)で、ランキング9位に入った。昨年は「ジェネシス招待」や「フェデックス・セントジュード選手権」で優勝し、賞金ランキング3位に躍進。さらにパリ五輪での銅メダル獲得も話題を呼んだ。
今季は「ザ・セントリー」で白星スタートを切り、世界ランキングも9位に浮上。日本企業の厚いサポートに加え、レクサスなどのグローバルスポンサーも支える背景には、アジア太平洋地域における絶大な人気と信頼がある。
▪️長者番付には実力とブランドの両面が反映
2位には、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米)が登場。収入総額9700万ドル(約140億円)のうち、実に7割近くを競技成績から稼ぎ出している。これは「マスターズ」や「全米プロ」などのメジャー制覇によるもので、ピュアな競技力での稼ぎが際立っている。
3位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は収入1億840万ドル(約121億円)で続いた。スポーツファンドの立ち上げや、ナイキとの長年のパートナーシップが高収入を支えている。
一方、タイガー・ウッズ(米)はわずか2試合の出場ながらも4位(5500万ドル=約80億円)にランクイン。新アパレルブランド『サンデー・レッド』の成功や、ゴルフリーグ『TGL』のローンチなど、事業面での手腕が際立っている。
【2024年版 ゴルフ世界長者番付 TOP10】
1位:ジョン・ラーム(スペイン) – 推定年収 約147億円
2位:スコッティ・シェフラー(アメリカ) – 推定年収 約140億円
3位:ローリー・マキロイ(北アイルランド) – 推定年収 約121億円
4位:タイガー・ウッズ(アメリカ) – 推定年収 約80億円
5位:コリン・モリカワ(アメリカ) – 推定年収 約72億円
6位:ホアキン・ニーマン(チリ) – 推定年収 約71億円
7位:ザンダー・シャウフェレ(アメリカ) – 推定年収 約69億円
8位:ブライソン・デシャンボー(アメリカ) – 推定年収 約65億円
9位:松山英樹(日本) – 推定年収 約61億円
10位:フィル・ミケルソン(アメリカ) – 推定年収 約58億円