ドジャースが史上最長14年連続PS進出 大谷翔平選手の離脱中も地区VへM3 投打かみ合い歴史的快進撃

2026.9.15

【©️Los Angeles Dodgers 】

ドジャースが、またひとつメジャーリーグの歴史に名前を刻んだ。

ドジャースは現地時間9月14日(日本時間15日)、敵地シンシナティで行われたレッズ戦に4-1で勝利。2013年から続くポストシーズン進出を14年連続に伸ばし、球団史だけでなくメジャーリーグ史上最長となる連続ポストシーズン進出記録を更新した。

しかも、この日のドジャースには大谷翔平がいない。

右上腕二頭筋の炎症で負傷者リスト入りしている大谷に加え、今季打線を支えてきたパヘスも離脱。それでもチームは勝利を積み重ね、ナ・リーグ西地区優勝へのマジックを「3」まで減らした。


 

▪️スクーバルが7回無失点 9奪三振の圧巻投球

この日の勝利を大きく引き寄せたのが、先発投手のスクーバルだった。

7回を投げて3安打無失点。9奪三振、1四球という内容でレッズ打線を封じ、今季10勝目をマークした。

特に走者を背負った場面での投球が光った。

2回には一死一塁から併殺打を奪い、4回二死二塁では外野フライに打ち取って得点を許さない。5回一死一、二塁のピンチでは、下位打線から2者連続三振を奪った。

ピンチを最小限に抑えながら7回まで投げ切り、チームに大きな流れをもたらした。

これで3年連続の2桁勝利となる10勝目。ポストシーズンを見据えるドジャースにとって、先発陣の安定感は大きな意味を持つ。

 

▪️タッカー、テオスカーが一発 打線も着実に加点

打線も先発を援護した。

2回にはタッカーが右越えソロを放ち、9試合ぶりとなる15号本塁打。先制点を奪うと、4回にはテオスカー・ヘルナンデスが右中間への14号2ランを放った。

さらに7回にはエンリケ・ヘルナンデスが中前適時打。

一発だけに頼るのではなく、試合の流れに応じて追加点を重ね、最終的に4得点を記録した。

投手陣がリードを守り、打線が必要なところで得点する。

大谷やパヘスを欠く状況でも勝ち切れることは、シーズン終盤のドジャースを考える上で重要なポイントになりそうだ。

 

▪️大谷選手の離脱中でも打線は止まらない「個」のチームから「層」のチームへ

今季のドジャースを語る上で、大谷翔平の存在は欠かせない。

打者として長打を量産し、チームの攻撃を牽引してきた大谷が戦列を離れることになれば、戦力への影響は決して小さくない。

それでもドジャースは、レギュラーシーズン終盤で勝利を重ねている。

そこには、大型補強によって形成された選手層だけではなく、長いシーズンを戦う中で複数の選手が役割を担ってきたチームとしての厚みがある。

誰か一人の活躍だけに依存するのではなく、先発投手が試合を作り、打線が得点し、守備やブルペンがリードを守る。

今回の勝利も、そうしたドジャースの総合力を象徴する一戦となった。

 

▪️14年連続PS進出 次なる目標は地区優勝

2013年から続くポストシーズン進出は、ついに14年連続となった。

そしてチームは、すでに次の目標を見据えている。

この日の勝利によって地区優勝マジックは「3」。

つまり、あと一歩でナ・リーグ西地区の頂点に立つところまで来ている。

ポストシーズンへの切符を確保したことで、今後は地区優勝、そしてその先にあるワールドシリーズ制覇へと焦点が移っていく。

大谷翔平がいつ戦列に戻るのかも大きな注目点となるが、ドジャースはその間にも勝ち続けている。

「大谷がいないから苦しい」のではなく、「大谷が戻ればさらに強くなる」。

そうした状態を作りながらシーズン終盤を迎えていることこそ、14年連続でポストシーズンへ進むチームの底力なのかもしれない。