女子ブンデスの絶対的王者バイエルン 無敗「46」に更新 谷川萌々子選手が決勝点の起点、2度のビハインドから劇的逆転
【©️Bayern Munich Frauen 】
女子ブンデスリーガの絶対的王者が、また一つ記録を塗り替えた。
バイエルン・ミュンヘン・フラウエンは現地時間14日、女子ブンデスリーガ第4節でレバークーゼンと対戦し、2度のリードを許す苦しい展開から3-2の逆転勝利を収めた。
その劇的な勝利で存在感を示したのが、
なでしこジャパン(日本女子代表)のMF谷川萌々子選手だ。
谷川選手はフル出場。試合終盤の88分には自陣から左サイドへ鋭いスルーパスを送り、決勝ゴールの起点となった。
▪️45試合無敗の王者に更なる記録更新
バイエルンは前節のフライブルク戦で4-1の勝利を収め、
女子ブンデスリーガの連続無敗記録を「45」に更新していた。
まさに負けることが珍しい存在となったバイエルン。
その記録を「46」へ伸ばすために迎えたレバークーゼン戦だったが、序盤から王者にとって簡単なゲームにはならなかった。
36分、谷川選手が与えたFKからパウリナ・トマシアク選手がボールを蹴ると、ヨバナ・ダムニャノビッチ選手に当たってゴールへ。
バイエルンは先制を許した。
それでも51分、CKの流れからジュリア・グウィン選手がクロスを送り、ヴァネッサ・ジル選手が頭で合わせて同点。
ところが、その直後にトマシアク選手に再びゴールを許し、バイエルンは再び追う立場となった。
▪️途中出場の選手が躍動、王者が試合をひっくり返す
追い込まれたバイエルンは66分、ホセ・バルカラ監督がカタリーナ・ナッシェンヴェング選手、エドナ・イマデ選手、ソフィー・プルースト選手を投入。
この采配が試合の流れを変える。
68分、ペナルティエリア右でグウィン選手がクロスを供給すると、途中出場のイマデ選手がヘディングシュート。バイエルンが再び同点に追いついた。
さらに73分にはアララ選手を投入。
そして試合終了が迫った88分、ついに王者が決定的な一撃を生み出す。
自陣でボールを受けた谷川選手が、左サイドへ鋭いスルーパス。
そのパスを受けたクララ・ビュール選手がワンタッチで前へ送り、最後は途中出場のアララ選手が左足を振り抜いた。
シュートは右ポストに当たり、そのままゴールへ。
バイエルンが試合をひっくり返した。
▪️谷川選手のスルーパスが決勝点を生む
決勝ゴールの直接的なフィニッシャーはアララ選手だった。
しかし、その一連の攻撃をスタートさせたのは谷川選手のスルーパスだった。
自陣から一気に前線へボールを送り、ビュール選手を経由してアララ選手の決勝ゴールへ。
試合の行方を決める88分の攻撃で、谷川選手が重要な役割を担った。
2度のビハインドを背負いながら、最後には勝利をつかむ。
これが、46試合連続無敗という数字を積み上げてきたバイエルンの強さだ。
▪️「46」という驚異的な数字が示す 揺るぎない強さ
今回の勝利で、バイエルンの連続無敗は「46」に到達した。
45試合連続無敗という新記録を作った直後に、さらに記録を更新。
しかも、レバークーゼン戦では2度リードを許している。それでも試合を投げ出すことなく、交代策で流れを変え、終盤に決勝点を奪った。
長期間にわたって勝ち点を積み重ね続けるだけでなく、苦しい試合でも最後に勝ち切る。
その勝負強さこそが、女子ブンデスリーガの絶対的王者として君臨するバイエルンの大きな強みとなっている。
そして、その王者の中盤でフル出場を果たし、決勝点の起点となるスルーパスを通した谷川選手。
日本女子サッカー界を代表する若きMFが、
世界最高峰の舞台の一つで、確かな存在感を刻んだ。



