冨安健洋選手が再負傷の懸念を払拭する90分 移籍後初の先発フル出場で存在感 絶妙な縦パスから鎌田大地選手が今季初ゴール
【©️Crystal Palace Football Club 】
クリスタル・パレスに加入した日本代表DF冨安健洋選手が、
再び大きな一歩を踏み出した。
現地時間8日に行われたカラバオ・カップ3回戦で、クリスタル・パレスはミドルズブラと対戦。冨安選手は3バックの一角として先発出場すると、移籍後初となる90分間のフル出場を果たした。
試合はクリスタル・パレスが3-0で快勝。
さらに冨安選手は、後半に鋭い縦パスで攻撃の起点となり、チームメートの鎌田大地選手が今季初ゴールを決める場面にも絡んだ。
再びピッチに立っただけではない。
90分間を戦い抜き、守備面で無失点勝利に貢献しながら、攻撃面でも存在感を示した。
▪️冨安選手が移籍後初のフル出場
冨安選手は8月7日にフリーでクリスタル・パレスへ加入。
プレミアリーグ開幕節のエバートン戦では途中出場し、第2節のマンチェスター・シティ戦では移籍後初先発を飾った。
シティ戦では74分までプレー。
その後、コンディションをめぐって現地では一時的に不安視する声も上がっていた。
交代時に足を気にするような様子が見られたことに加え、練習映像で全体練習に姿を見せなかったことから、負傷の可能性を指摘する報道も出ていた。
しかし、5日のフラム戦をベンチで終えた冨安選手は、中2日で行われたミドルズブラ戦で先発。
再びピッチに戻ると、最後までプレーを続けた。
▪️守備だけではない 冨安選手の縦パスから追加点
クリスタル・パレスは37分、FWヨルゲン・ストランド・ラーセン選手が先制ゴール。
さらに53分にもラーセン選手がネットを揺らし、2-0とリードを広げた。
そして迎えた72分。
冨安選手のプレーが、試合を決定づける3点目につながった。
最終ラインでボールを持った冨安選手は、前線へ鋭い縦パスを供給。
ボールを受けたラーセン選手が前線へ抜け出すと、最後は鎌田選手へパス。
鎌田選手は相手GKの頭上を抜く鮮やかなループシュートを沈め、クリスタル・パレスにダメ押しとなる3点目をもたらした。
鎌田選手にとっては、嬉しい今季初ゴール。
冨安選手の正確な縦パスから始まった攻撃が、同じ日本代表として戦う鎌田選手のゴールを演出する形となった。
▪️日本代表コンビが新天地で躍動
クリスタル・パレスでは、すでに鎌田選手が中盤の中心としてプレーしている。
そこへ今夏、冨安選手が加わったことで、日本代表でも共闘してきた2人がクラブでもチームメートとなった。
マンチェスター・シティ戦では2人そろって先発。プレミアリーグの舞台で同じクラブに所属する日本代表選手2人がスタメンに名を連ねるという、日本サッカーにとっても歴史的な瞬間となった。
今回のミドルズブラ戦では、冨安選手が後方から鎌田選手のゴールを生み出すという、2人の連係が結果として表れた。
▪️冨安選手にとって大きな一歩
これまで負傷に苦しんできた冨安選手にとって、
コンディションを維持しながら90分間プレーできたことは大きな意味を持つ。
もちろん、1試合のフル出場だけで今後の状態を判断することはできない。
それでも、再びコンディションへの懸念が報じられた直後にフル出場を果たし、無失点勝利に貢献したことは、新天地で完全復活を目指す冨安選手にとって明るい材料となった。


