20歳メイソンが逆転TKOで初防衛成功 劣勢を覆す圧巻の終盤劇 WBOライト級戦線の主役へ前進

2026.7.6

 

現役最年少の世界王者として注目を集めるアブドゥラ・メイソン選手が、地元ファンの期待に応える劇的な逆転劇を演じた。序盤から中盤にかけて苦戦を強いられながらも、試合終盤で流れを完全に引き寄せ、最終12ラウンドでアルバート・ベル選手をTKO。WBO世界ライト級王座の初防衛に成功し、激戦区ライト級の新たな主役候補として存在感を一段と高めた。


 

日本時間7月5日、米オハイオ州クリーブランドのウォルスタイン・センターで行われたWBO世界ライト級タイトルマッチで、王者アブドゥラ・メイソン選手が挑戦者アルバート・ベル選手を12回45秒TKOで下し、初防衛を果たした。

地元クリーブランドを拠点とするメイソン選手は、大歓声を背にリングへ上がったものの、序盤はベル選手の的確なジャブとテンポの良いボクシングに苦戦。試合の主導権をなかなか握れず、ポイント争いでも劣勢を強いられる時間帯が続いた。

しかし、中盤以降に試合の流れは大きく変わる。セコンドの指示を受けてボディ攻撃を積極的に織り交ぜると、ベル選手の動きは徐々に鈍化。プレッシャーを強めながら距離を詰める王者が、着実にポイントを取り返していった。

勝負を決めたのは最終12ラウンドだった。開始直後、メイソン選手の連打でベル選手から最初のダウンを奪取。その後も攻撃の手を緩めず、立ち上がったベル選手を再びキャンバスへ沈めた。レフェリーのマーク・ネルソン氏は試合続行は危険と判断し、12回45秒で試合をストップ。メイソン選手が劇的な逆転TKO勝利を収めた。

DAZNニュースの非公式採点では、最終ラウンド開始時点でメイソン選手が105-104とわずか1ポイントリードする接戦だったとされており、まさに最後まで勝敗の行方が分からないタイトルマッチとなった。

20歳にして世界王座を保持するメイソン選手は、試合中に戦術を修正し、流れを自ら引き寄せる対応力を証明。ライト級は世界屈指の激戦区として知られるが、この勝利は単なる初防衛以上の価値を持つ一戦となった。若き王者が経験と勝負強さを積み重ねたことで、今後のビッグマッチへの期待はさらに高まった。

 


【試合結果】

WBO世界ライト級タイトルマッチ
アブドゥラ・メイソン選手 ○(12回45秒TKO)● アルバート・ベル選手
※メイソン選手がWBO世界ライト級王座の初防衛に成功。