モロッコが壮絶な打ち合い制し決勝T進出 ハイチ善戦も悲願届かず…初の勝ち点獲得ならず
北中米ワールドカップ・グループC第3節が24日に行われ、モロッコ代表がハイチ代表との壮絶な打ち合いを4―2で制し、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。ハイチは2度にわたってリードを奪う粘りを見せたものの、歴史的なワールドカップ初勝ち点にはあと一歩届かず、グループ最下位で大会を去ることとなった。
試合は序盤からハイチが積極的な姿勢を見せる。前半10分、右サイドからの攻撃でジョセフ選手のシュートがGKボノ選手に当たり、そのままゴールへ吸い込まれる幸運な形で先制。初勝利を目指すハイチが大きな一歩を踏み出した。
一方のモロッコはボールを支配しながらも、GKプラシド選手の好守に苦しめられる。しかし39分、こぼれ球に反応したハキミ選手が押し込み同点。アフリカ屈指の実力国が意地を見せた。
ところがハイチは引かなかった。43分、イジドール選手がペナルティーエリア外から右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール左上へ突き刺さる圧巻の一撃で再び勝ち越しに成功し、スタジアムを沸かせた。
それでもモロッコは前半アディショナルタイムに追いつく。
ハキミ選手のクロスをサイバリ選手が合わせ、2―2で前半終了。
両チーム合わせて4ゴールが生まれる激しい展開となった。
後半は一転して緊迫した攻防が続いたが、均衡を破ったのはモロッコだった。
78分、右CKの流れからラヒミ選手が押し込み、この試合初めてリードを奪取。さらに89分にはラヒミ選手が執念でボールを残し、最後はヤシン選手が冷静に決めて勝負を決定づけた。
4―2で勝利したモロッコは勝ち点7に到達。同組のブラジルと勝ち点で並んだものの、得失点差で2位となり決勝トーナメント進出を果たした。2022年カタール大会でベスト4入りを果たした実力国が、今大会でも上位進出へ向けて力強い一歩を踏み出した形だ。
一方のハイチは、1974年西ドイツ大会以来となるワールドカップ出場で大きな期待を背負ったが、3戦全敗で大会を終えた。今大会では随所に高い攻撃力を見せ、モロッコ相手にも堂々と渡り合ったものの、悲願だったワールドカップでの勝ち点獲得は日回大会以降へ持ち越しとなった。

