クロアチア代表 英雄 モドリッチ選手の節目を全員で祝福 1点を守り抜いたクロアチアにあふれた“家族のような絆”

2026.6.24

クロアチア代表がベテランの節目を最高の形で彩った。

FIFAワールドカップ・グループステージ第2戦でパナマ代表と対戦したクロアチアは、FWアンテ・ブディミル選手の決勝ゴールによる1-0の勝利で今大会初白星を獲得。最後まで1点を守り抜いた選手たちは試合終了の瞬間、まるで大きなタイトルを獲得したかのような歓喜に包まれた。


この試合は、チームの精神的支柱であるルカ・モドリッチ選手にとって代表通算200試合出場という歴史的な節目でもあった。38歳を迎えてなお世界最高峰の舞台で戦い続けるレジェンドに対し、チーム全体が最大級の敬意を示した。

試合後、選手たちはスタンドを埋めたサポーターへ感謝を伝えるためピッチを一周。歓声を浴びながら戻ってきたモドリッチ選手には、背番号ではなく「200」の数字が刻まれた特別ユニホームが贈られた。チームメートたちは大きな拍手で功労者を囲み、記念撮影では自然と笑顔があふれた。

だが、この日の主役への祝福はそれだけでは終わらなかった。

一度セレモニーが落ち着いた後、選手たちが再びゴール前に集結。少し遅れて輪の中へ戻ったモドリッチ選手を待っていたのは、仲間たちによるサプライズだった。数人の選手が突然モドリッチ選手を抱え上げると、周囲の選手たちも駆け寄り大きな歓喜の輪を形成。スタジアムは祝福ムードに包まれ、即席の胴上げが始まった。

当の本人は最初こそ照れくさそうに首を振り、恥ずかしそうな表情で抵抗する仕草を見せたものの、仲間たちの愛情あふれる祝福には抗えなかった。宙を舞うたびに表情は柔らかくなり、最後には満面の笑みを浮かべながらチームメートたちと喜びを分かち合った。

何より印象的だったのは、その光景から伝わるチームの一体感だった。90分間、全員が体を張って守り抜いた1-0の勝利。そして試合後には誰一人として主役を独占することなく、200試合という偉業を達成した仲間を全員で称える姿があった。

個の才能が注目される現代サッカーにおいて、クロアチア代表が示したのは“仲間のために戦う集団”としての強さだった。モドリッチ選手が築き上げてきた20年近い代表キャリアの重みと、その背中を追い続けてきた後輩たちの敬意が交差した夜。最後は「200」の記念ユニホームを掲げながら全員で記念撮影を行い、歴史的な一戦を笑顔で締めくくった。

1点を守り抜いた勝利以上に、クロアチア代表の絆の深さが世界中のサッカーファンの心を温かくした一夜だった。