独自色を打ち出す女性ラッパー発掘へ!Zeebraさんが大型オーディション始動 「NiziU」輩出の日テレと再タッグ
日本ヒップホップ界のレジェンド、Zeebraさんが11日、都内で記者会見を行い、新たな女性ラッパーを発掘するオーディションプロジェクト「GOLDEN MIC」の開催を発表した。エントリー受付は5月24日から6月20日まで。今夏にはオーディションの模様に密着した番組が日本テレビ系で放送される予定で、ヒップホップシーンに新たな風を吹き込む一大企画として注目を集めている。
今回のオーディションでは、年齢やキャリア、ルックスを問わず幅広く応募を募る。Zeebraさんがオーガナイザー兼審査員を務めるほか、音楽プロデューサーのSTUTSが課題曲のトラック監修を担当。さらに、番組MCにはお笑いコンビ・せいやが起用されるなど、音楽とエンターテインメントを融合させた大型プロジェクトとなる。
会見はクラブ会場で午前10時からスタート。
普段とは異なる時間帯の開催に、Zeebraさんは
「こんな時間からクラブに来ることはない」と笑いを誘いながらも、プロジェクトへの強い思いを語った。
近年のヒップホップ人気の高まりを実感しているというZeebraさんは、「シーンはこれまでにない盛り上がりを見せているが、現場の中心はまだ男性アーティストが多い」と指摘。その上で、「女性が本格的に切り込んでいくには、音楽以外にもサポートが必要な場面が多い。しっかりバックアップできる環境を作りたい」と、女性アーティスト育成への本気度をにじませた。
また、日本テレビ系オーディション番組「Nizi Project」から誕生したガールズグループNiziUのメンバー・RIMAを娘に持つZeebraは、「うちの次女がお世話になりまして」と笑顔。「『Nizi Project』は全部見た。今回は自分がJ.Y. Parkさんポジションなのかな」と冗談交じりに語り、会場を和ませた。
一方で、「アイドルの育成とは違い、ヒップホップは“作り込む”というより、実力を磨きながらさまざまなアーティストとのコラボレーションで成長していく文化」と説明。「新しい才能が、多くのアーティストとつながりながらシーンを広げていってほしい」と期待を寄せた。
90年代から日本ヒップホップ黎明期を支えてきたZeebraにとって、地上波テレビと連動した本格オーディションの実現は感慨深いものがあるという。
「自分たちがシーンを盛り上げようとしていた頃、アメリカではヒップホップがメディアで大きく扱われていて、本当にうらやましかった。当時の日本ではまだ“火”が小さかったけれど、今こうして大きな企画ができる時代になった」としみじみ振り返った。
オーディションは“学校形式”で進行し、ラップスキルだけでなく、ヒップホップの歴史やカルチャーについても学べる内容になるという。デビュー人数は未定ながら、最終的には1万人規模のデビューイベント開催も視野に入れている。
Zeebraは最後に、「これからはフィメールラッパーが時代を作っていく。自分には“ヤバい未来”が見えている」と力強く宣言。せいやも「Zeebraさんからキューブをもらっちゃえ!」と独特の表現で参加を呼びかけ、会場を盛り上げた。


