『ウィキッド』vs『白雪姫』——同時期公開の話題作、興行成績の行方は!?

2025.3.13

『ウィキッド』vs『白雪姫』——同時期公開の話題作、興行成績の行方は!?

2025年、映画ファンの注目を集める2つのファンタジー作品が

日本国内において同時期に公開される。

それが、ミュージカル映画『ウィキッド』とディズニーの実写版『白雪姫』だ。

どちらの作品も独自の世界観と魅力を持ち、

公開前から比較の対象となっている。

本記事では、それぞれの特徴を掘り下げ興行成績への影響を考察したい。

 

▪️『ウィキッド』(ユニバーサル)名作ミュージカル映画化

『ウィキッド』は、グレゴリー・マグワイアの小説を原作とし、ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルの映画版だ。物語は『オズの魔法使い』を新たな視点で描き、西の悪い魔女エルファバと、のちに善い魔女となるグリンダの友情や葛藤がテーマとなっている。

映画では、シンシア・エリヴォがエルファバ役、アリアナ・グランデがグリンダ役を務める。圧倒的な歌唱力を誇る2人の共演により、ミュージカル映画としての完成度の高さが期待されている。すでに海外の試写会では高評価が寄せられており、音楽やビジュアルの美しさも話題になっている。

 

▪️『白雪姫』(ディズニー)が再び名作の実写化

一方、ディズニーの実写版『白雪姫』は、1937年に公開されたアニメ映画のリメイク作品だ。これまでディズニーは『美女と野獣』『アラジン』『リトル・マーメイド』など、クラシック作品の実写化を手がけてきた。今回の『白雪姫』も、現代の観客に向けた新たな視点を取り入れつつ、オリジナルの魅力を再現することを目指している。

白雪姫役を務めるのは『ウエスト・サイド・ストーリー』で注目を集めたレイチェル・ゼグラー、そして邪悪な女王役にはガル・ガドットがキャスティングされた。映像美や演技力はもちろん、ディズニーがどのように物語をアップデートするのかがポイントとなる。

 

▪️2つの作品を比較・・・どちらがよりヒットするのか?

『ウィキッド』と『白雪姫』を比較すると、それぞれ異なる魅力を持つことが分かる。

『ウィキッド』は、ミュージカルの壮大な世界観と音楽が特徴。映画としても新鮮な視点が加わり、ミュージカルファンを中心に注目を集めそうだ。

『白雪姫』は、クラシックなストーリーを現代的な映像美で蘇らせる作品。ディズニーファンや家族連れにとって馴染み深い作品となるだろう。

どちらも強力なコンテンツではあるが、興行成績に影響を与えるのはターゲット層の違いだ。『ウィキッド』はミュージカル好きな層を中心に興味を引き、『白雪姫』はより幅広い年齢層にアピールする可能性が高い。最終的にどちらが興行的に成功を収めるのか、公開後の動向が注目される。

 

▪️同時期公開で相乗効果も期待!?

日本国内では『ウィキッド』が先行公開し、その後『白雪姫』が3月20日に公開される。2つのファンタジー作品が同時期に公開されることで、観客の関心が高まり、

互いに相乗効果を生む可能性もある。

どちらの作品も見逃せない一作であり、

映画館でその魅力を体験してみてはいかがだろうか?

【記事:高須基一朗】