エド・シーランが15年支え合ったワーナーから新章へ “原点回帰”掲げ次なる挑戦

2026.5.26
【from ed sheeran official Instagram】

エド・シーランが、15年間所属したワーナー・ミュージック・グローバルを離れ、新たなステージへ進むことが明らかになった。自身のニュースレターを通じてファンへ報告し、ワーナー側も英音楽業界誌への声明で事実を認めた。世界的ポップスターとして頂点を極めたエド・シーランが、さらなる進化に向けて“新たなスタート”を切ろうとしている。


 

2011年のデビューアルバム『+(プラス)』以降、エド・シーランは数々の歴史的ヒットを生み出してきた。総アルバムセールスは推定2億枚を超え、2017年発表の代表曲「シェイプ・オブ・ユー」はSpotifyで約50億回再生を記録。ストリーミング時代を象徴する存在として、世界音楽シーンの中心を走り続けてきた。

特に2017年リリースのアルバム『÷(ディバイド)』は、時代を代表するメガヒット作品として高く評価され、アルバム換算ユニットは約4000万に到達したとされる。エド・シーランはワーナーにとっても“世界的看板アーティスト”として音楽業界をけん引する存在だった。

近年も勢いは衰えていない。アメリカでは4作連続で全米アルバムチャート1位を獲得し、最新作『PLAY』も大きな注目を集めた。さらに現在も世界各地でスタジアムツアーを成功させており、その人気と影響力の大きさを改めて証明している。

エド・シーランは今回の決断について、「レコード会社への不満が理由ではない」と説明。「10代でキャリアを始めた頃とは人生が大きく変わった。今は2児の父として、新しい働き方や人生の転換が必要だと感じている」と語り、前向きな転機であることを強調した。

また声明では、自らの“原点”についても率直な思いを明かしている。

「自分の本質は、パブでギターを弾くシンガーソングライターだった。それがいつしかスタジアムでライブを行うポップスターになっていた」

15年間で築き上げた成功への感謝を語りながら、「仕事の進め方を変えなければならない感覚がずっとあった」とも吐露。さらなる創作への意欲と、新たなフェーズへの期待をにじませた。

エド・シーランは英国でワーナー傘下のアサイラム・レコード、アメリカではアトランティック・レコードを通じて作品をリリース。近年は自身が設立した「ジンジャーブレッド・マン・レコーズ」が音源権利を保有し、ワーナーへライセンス供与する形を取っていた。

なお、ワーナー時代の楽曲権利については、今後も継続的なパートナーシップのもとで維持される見込みだという。

また、エド・シーランと長年歩んできた音楽業界幹部たちも新たな動きを見せている。元ワーナー・レコードCEOのマックス・ルサダ氏や、元アトランティック・ミュージック・グループCEOのジュリー・グリーンウォルド氏は、現在ソニー・ミュージック傘下で新レーベル「26.2」を立ち上げている。

一方で、次なる契約先としてユニバーサル・ミュージック・グループの名前も浮上しているが、現時点で正式発表はない。

そんな中、エド・シーランは先日、自身のInstagramで刈り上げヘア姿を公開。

「新たなスタートを象徴するために髪を切った」と説明しており、“再出発”への強い意志をのぞかせていた。

世界的成功を手にしながらも、なお挑戦を続けるエド・シーラン。

ギター1本から始まった物語は、新たな15年へ向けて再び動き出している。