王者シェイドゥラエフの挑戦者は久保優太選手に決定 約1年2か月ぶり再戦「自信しかない」榊原CEOは「ネジが緩んでないと…」
格闘技イベントRIZINは先月2月27日、「RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA」(4月12日・マリンメッセ福岡)で行われるフェザー級タイトルマッチにおいて、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフの挑戦者が久保優太に決定したと発表した。
2024年大みそかの激闘以来、約1年2か月ぶりの再戦となる。
シェイドゥラエフは17戦17勝無敗、すべてフィニッシュ勝利という圧倒的な戦績を誇るフェザー級の絶対王者。2025年大みそかにはメインカードで朝倉未来選手と対戦し、1ラウンドTKOで勝利。朝倉選手に何もさせずに一方的に殴り続ける展開となり、試合後に救急搬送されるなど、その強さを改めてRIZINファンに印象付けた。
シェイドゥラエフの福岡大会参戦はすでに試合自体は決まっていたものの、強豪すぎるが故に対戦相手は未定が続いていた。
榊原信行CEOが日本人選手に挑戦を呼びかけ、
複数の選手が名乗りを上げる中、最終的に久保選手が挑戦者に決まった。
久保選手は元K-1世界王者で、2024年大みそかの「RIZIN DECADE」でシェイドゥラエフと初対戦。立ち上がりから打撃で圧倒され、2ラウンドTKO負けを喫した。
試合後には鼻骨骨折、控室で嘔吐するなどダメージも大きく、まさに命を削る死闘だった。
それでも久保選手は再び王者への挑戦を決断。
RIZIN公式配信に登場すると
「負けるつもりで挑むわけではない。しっかり相手を分析して、必ず戦略がハマる。自信しかない」
と強気のコメントを残している。
榊原CEOも、海外選手からのオファーがあったことを明かしたうえで
「どこかネジが緩んでいないとこの選択はできない」
と苦笑しながらも、
「この選択を自信を持ってできる久保に全ベットしたい。久保の生き様が見たい」
と期待を寄せた。
▪️この一戦はRIZINの勢力図を大きく変える可能性
そして、このタイトルマッチは単なる王座戦にとどまらず、
RIZINフェザー級、さらには団体全体の勢力図を大きく変える可能性を秘めている。
もし仮にと・・・たらればな話である点を前提にして、久保選手が王者シェイドゥラエフを破るようなことがあれば、フェザー級戦線は一気に日本人ストライカー中心の構図へと動き出す未来の可能性がある。
現在、打撃を武器にRIZINで存在感を放っているのが、王者戦線に常に絡い続けている鈴木千裕選手、勢いに乗る連勝の秋元強真選手、話題性と実力を兼ね備える平本蓮選手、そして久保優太選手。
この4人による日本人ストライカーの構図が、大みそかに向けて見えてくる。
さらに、怪我の回復状況にもよるが、
ここにカリスマ・ファイターの朝倉未来選手も絡んでくる可能性が高く、
日本人トップ戦線は一気に混戦模様となる。
最初に見えてくる未来は、2026年度の大みそかで
秋元強真 vs 平本蓮の勝者
久保優太 vs 鈴木千裕の勝者
という、日本人トップストライカー同士の対決構図だ。
気の早い話ではあるが、今年の大みそかは、日本人対決を軸としたRIZINフェザー級戦線の大きな盛り上がりに期待が高まる。今回のタイトルマッチは、その未来を占う大一番になるのではないかと、格闘技ファンならば誰も思い描くであろう想像に期待は膨らむばかりだ。
【文:高須基一朗】

