韓国の人気歌手フィソンさんが自宅で死亡・・・薬物依存の影響か!?
韓国の人気歌手フィソンさんが自宅で死亡 薬物依存の影響か
韓国の人気歌手で作詞・作曲家のチェ・フィソンさん(芸名:フィソン)が10日夜、
ソウルの自宅で心肺停止の状態で死亡しているのが発見された。享年43。
地元警察によると、死因はまだ特定されておらず、
死後、発見までに相当な時間が経過していたことが判明している。
現場には事件性のある形跡は見られなかったという。
▪️薬物問題に苦しんでいたフィソンさん
フィソンさんは2002年にR&Bアルバム『Like a Movie』でデビューし、
力強い歌声と感情豊かなバラードで多くのファンを魅了してきた。
しかし、その華やかなキャリアの裏で、彼は薬物依存という大きな問題に苦しんでいた。
2021年には、強力な麻酔薬を常習的かつ違法に使用した罪で有罪判決を受け、
懲役1年・執行猶予2年の処分が下っている。
薬物事件後も歌手活動を続けていたが、以前ほどの人気を維持することは難しく、
観客動員数や売り上げは減少していた。
▪️突然の悲報を実の母親が発見
韓国・地元紙『コリア・タイムズ』の報道よると、
フィソンさんは10日午後6時29分、
ソウル北部の広津区にある自宅で意識を失い心肺停止の状態で発見された。
母親が異変を感じ、通報したことで救急隊員が現場に駆けつけたが、
すでに手遅れだったという。
当日はマネージャーと会う予定だったが、約束の時間に現れず、
連絡も取れなかったため、心配した母親が同じアパート内の自室を訪ねたところ、
フィソンさんが反応しない状態で倒れているのを発見したという。
▪️薬物依存の恐ろしさと業界の闇
フィソンさんの死因はまだ公表されていないが、彼の過去の薬物使用歴を考えると、
薬物依存が健康や精神状態に深刻な影響を与えていた可能性は否定できない。
芸能界では、激しい競争やプレッシャーから逃れるために
薬物に手を出すケースが後を絶たず、
過去にも多くのスターが薬物問題でキャリアを失ってきた。
薬物依存は、一度足を踏み入れると抜け出すのが非常に困難であり、
精神や肉体をむしばみ、最終的には命をも奪いかねない。
韓国国内でも、近年では薬物乱用の問題が深刻化しており、
特に若者への影響が懸念されている。
フィソンさんの悲劇を通じて、薬物の恐ろしさと、
その根絶に向けた社会的な取り組みの必要性が改めて浮き彫りとなった。