YURAが白鳥大珠を4R KO!RISEスーパーライト級新王者に 次節はYA-MANと「65kgオープンフィンガーで殴り合い対決」を残すのみ
白鳥の蹴りに耐えたYURA、最後は強烈な右拳で王座を奪取
2026年9月19日、東京・EBARA WAVE ARENAおおたで開催された『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO.2』。
セミファイナルでは、RISEスーパーライト級(-65kg)タイトルマッチとして、王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)と同級1位のYURA(DIATIGER GYM)が激突した。
3分5R・延長1Rで争われたタイトルマッチは、序盤こそ白鳥が蹴りを中心に試合を組み立てたものの、4RにYURAが強烈な右ストレートを突き刺してダウンを奪取。
白鳥は立ち上がることができず、YURAがKO勝利で新王者に輝いた。
前日計量では白鳥が65.00kg、YURAが64.95kgでともに一発クリア。YURAは試合前から「判定決着ではなく、しっかりKOで勝って、世界で戦えるような試合を見せたい」と意気込みを語っていた。
その言葉通り、最後はパンチで試合を終わらせた。
▪️1Rが白鳥がカーフを起点にYURAの左足を狙う
開始直後から白鳥は、蹴りを軸に距離をコントロール。
特に目立ったのがカーフキックだった。
YURAの左足を狙いながら、相手の前進を止めるようにローを散らし、パンチの射程に入らせない。
一方のYURAも不用意に踏み込むことはなく、白鳥の蹴りを見ながらパンチを狙う展開。
互いに大きな決定打を許さないままラウンドを終え、採点は10-10と見ることのできる内容となった。
▪️2R 同じ軌道から蹴りを散らす白鳥、YURAのパンチを警戒
2Rに入ると、白鳥の蹴りのバリエーションがさらに増えていく。
左カーフ、左ミドル、左三日月蹴り。
同じような軌道から蹴りを使い分け、YURAに的を絞らせない。
一方で、白鳥が強く警戒していたのがYURAのパンチだった。
YURAは一発の威力だけでなく、踏み込みからパンチにつなげるスピードも持っている。
ラウンド後半には白鳥がコーナーを背負う場面もあり、YURAのパンチが届く距離に入る場面も増えた。
それでも白鳥は最後まで蹴りを中心とした組み立てを崩さず、このラウンドも大きな差がつかない展開となった。
▪️3Rは白鳥のローがYURAの下半身を確実に削る
3Rは白鳥のローが目立った。
ローキックを複数回当てた後、ハイキックまでつなげる。
さらに左のインローをYURAの左膝付近へ送り続け、徐々に下半身へのダメージを蓄積させていく。
YURAの身体が蹴りによって流れる場面も見られ、白鳥の攻撃が効き始めていることを感じさせた。
ただし、YURAには一発で試合を変えるパンチがある。
白鳥が優位に進めているように見える時間帯でも、YURAがパンチを振れば状況が変わる。
このラウンドは採点でも白鳥を支持するジャッジが出る内容となり、試合は白鳥がリードを広げながら終盤へ向かうかに思われた。
4RについにYURAの右拳が炸裂 白鳥を倒して王座奪取
そして4R。
試合の流れを一瞬で変えたのは、YURAのパンチだった。
YURAはパンチによる攻撃に集中すると、右ストレートを白鳥へ送り込む。
その右拳が白鳥のテンプル付近を捉えた。
さらに追撃。
右ストレートを重ねて白鳥を後退させると、強烈な一撃が決定打となった。
白鳥がダウン。
立ち上がろうとするものの、試合を続行できる状態には戻らない。
レフェリーが試合をストップ。
YURAが4R KO勝利を飾り、RISEスーパーライト級の新王者となった。
白鳥は蹴りで試合を組み立て、YURAの左足を削り続けた。
しかし、YURAは最後までパンチの威力を失わなかった。
そして最後に試合を決めたのは、まさにその右拳だった。
▪️「RISEでチャンピオンになるためにプロになった」YURA、ベルトを手に新たな構想
試合後、YURAは王座獲得について、
「RISEでチャンピオンになるためにプロになったんで、獲れてよかった」
と喜びを語った。
BreakingDownで注目を集めながらも、YURAが目指してきたのはキックボクシングの頂点だった。
実際、タイトル戦前にもYURAは「お金を稼ぐというより、キックボクシングでチャンピオンになったらカッコいい。みんなにカッコいい姿を見せたい」と話していた。
今回、その言葉を結果で証明した。
▪️次節はYA-MANと65kgオープンフィンガーで「殴り合い対決」構想
そして、王座獲得直後のYURAが口にしたのが、次なる大一番だ。
「65kgでオープンフィンガーでYA-MAN選手と来年にやりたいです!」
キックボクシングのRISEスーパーライト級王座を手にしたYURAが、次に視線を向けたのは、RISEオープンフィンガーグローブマッチで実績を持つYA-MANだった。
YA-MANはRISEの65kgオープンフィンガーグローブ戦を主戦場の一つとしてきたファイターで、過去には同ルールの65kg契約戦も行っている。
立ち技のタイトルを手にしたYURAが、次はグローブを変えてYA-MANとの殴り合いを望む。
しかも舞台として想定しているのは65kg。
この構想が実現すれば、RISEスーパーライト級王者となったYURAにとって、通常のキックボクシングとは異なる新たな試合になる。
もちろん、現段階で正式決定したカードではない。
しかし、YURA自身が試合後に明確に名前を挙げたことで、今後の展開を占う上で大きなテーマになった。
白鳥戦をKOで終わらせ、RISEのベルトを獲得。
その直後に次の標的としてYA-MANの名前を出したYURA。
「王者になったら終わり」ではなく、王座獲得を新たなステージへのスタートにする。
新王者YURAを中心に2027年は大きく動き出すことになる。

