マドンナ 23年ぶりにMTV 帰還 オープニング出演 最多11部門ノミネートの女王が再び大舞台へ

2026.9.18

マドンナが、9月27日に米ロサンゼルスで開催される「2026 MTV Video Music Awards(VMAs)」のオープニングパフォーマーを務めることが決まった。VMAsのステージでパフォーマンスを披露するのは2003年以来、23年ぶりとなる。

主催者の発表によると、マドンナは今年のVMAsで11部門にノミネートされており、候補者の中で最多。最新アルバム『Confessions II』を軸に、映像作品や楽曲、アーティストとしての活動が幅広く評価されている。米国のRolling Stone、Variety、Billboard、AP通信なども相次いで復帰を報じている。


 

▪️23年前のステージから再びオープニングへ

マドンナにとって、VMAsはキャリアを象徴する舞台の一つだ。

最後にパフォーマンスを披露した2003年の授賞式では、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラとともにオープニングに登場。マドンナがウェディングケーキから姿を現し、1984年の自身の「Like a Virgin」を想起させる演出からステージを展開した。

その中でスピアーズ、アギレラとのキスが披露され、当時の音楽シーンだけでなく、米国のテレビ文化やポップカルチャーを巻き込む大きな話題となった。ステージにはミッシー・エリオットも登場している。

今回は、その2003年以来となるVMAsでのライブパフォーマンス。しかも再び授賞式の冒頭を任される形となった。

 

▪️2026年は自身最多の11部門にノミネート

今回の復帰をさらに大きなニュースにしているのが、11部門に及ぶノミネートだ。

マドンナは「Video of the Year」「Artist of the Year」「Song of the Year」に加え、「Best Collaboration」「Best Dance」「Best Direction」「Best Art Direction」「Best Cinematography」「Best Editing」「Best Choreography」「Best Visual Effects」の候補となっている。

特に「Video of the Year」には最新作『Confessions II – The Film』が選出されたほか、映像制作に関する複数の部門でも名前を連ねた。主催者によれば、11部門はマドンナ自身にとってキャリア最多のノミネート数となる。

今年のノミネーションではテイラー・スウィフトが9部門で続き、アリアナ・グランデ、サブリナ・カーペンターがそれぞれ7部門。マドンナは若い世代のトップアーティストたちと並ぶ形で主要部門に名を連ねている。

 

▪️『Confessions II』は21年越しの新章

今回のVMAs復帰を語るうえで欠かせないのが、7月にリリースされた最新アルバム『Confessions II』だ。

同作は、2005年の『Confessions on a Dance Floor』の続編という位置づけ。約21年の時間を経て、再びダンスミュージックを軸にした作品を打ち出した。

英国のGuardianは同作について、1980年代のニューヨークを思わせる要素やダンスミュージックを取り入れながら、マドンナ自身の過去や経験を振り返る作品として紹介。長いキャリアを持つアーティストが、過去の音楽的ルーツと現在の表現を結び付けている点にも触れている。

なかでも注目されたのが、サブリナ・カーペンターとのコラボレーション「Bring Your Love」だ。

同曲は2026年のコーチェラで初披露され、その後正式リリース。Rolling Stoneは、マドンナとカーペンターが同曲をパフォーマンスしたことを報じ、『Confessions II』に収録される楽曲として紹介している。

この楽曲は今回のVMAsでも「Song of the Year」と「Best Collaboration」の2部門にノミネートされている。

 

▪️VMAs史に刻まれてきたマドンナ

マドンナとVMAsの関係は、今回が初めてではない。

1984年の第1回VMAsでは「Like a Virgin」を披露。ステージ上で巨大なウェディングケーキから登場する演出は、その後もVMAsを象徴するパフォーマンスの一つとして語り継がれてきた。

1986年には女性ソロアーティストとして初めてVideo Vanguard Awardを受賞。さらに「Express Yourself」や「Vogue」など、時代ごとに異なる演出を取り入れたパフォーマンスを披露してきた。

主催者によれば、マドンナがVMAsのノミネーションで最多となるのは今回が3度目。1990年には「Vogue」で9部門、1998年には「Ray of Light」「Frozen」で9部門の候補となっており、2026年は11部門で自身の記録を更新した。

また、これまでの競技部門でのVMA受賞は19回。1986年のVideo Vanguard Awardを含めると、VMAsの歴史そのものと深く結び付いた存在となっている。

 

▪️2026年のVMAsはロサンゼルス開催

2026年のVMAsは9月27日、ロサンゼルスのPeacock Theaterで開催される。

司会を務めるのはスヌープ・ドッグ。マドンナのほか、LISA、Shaboozey、Gunna、RAYE、Gener8ion、Sienna Spiro、Yung Leanらの出演も発表されており、世代やジャンルをまたいだアーティストが集まる授賞式となる。

米国ではCBSで生中継され、MTVでも同時放送。Paramount+でも配信される予定で、世界的な音楽イベントとして展開される。

今回のVMAsでは、ダンス部門が7年ぶりに復活することも決定している。マドンナの『Confessions II – The Film』も同部門の候補に入っており、アルバムだけでなく映像・振付を含めた総合的な表現が評価対象となっている。

現時点では、マドンナが9月27日のオープニングでどの楽曲を披露するのか、

ステージがどのような演出になるのかは明らかにされていない。

ただ、2026年のマドンナは『Confessions II』を中心に、アルバム、映像作品、コラボレーションと複数の領域でVMAsの候補に名を連ねている。

2003年にはスピアーズ、アギレラとのステージで世界的な話題を生み、

今回は23年の時を経て、再び授賞式の幕開けを担う。

しかも今回は、単なる過去のヒット曲を振り返るステージではない。

最新作『Confessions II』が11部門のノミネートにつながったタイミングでの復帰となるだけに、どの楽曲と演出で2026年のVMAsをスタートさせるのも楽しな要素だろう。