超RIZIN.5 第5試合 速報テキスト サトシが野村駿太を判定撃破 打撃で苦戦も組み技で勝ち切る 実は肩関節が外れた状態で3Rを戦っていた

2026.9.10

「超RIZIN.5」(10日、大阪・京セラドーム大阪)の第5試合で、

ホベルト・サトシ・ソウザ選手と野村駿太選手が対戦した。

RIZIN MMAルール、5分3R、71.0キロ契約。

打撃を武器とする野村選手に対し、サトシ選手は組み技と柔術を軸に応戦。野村選手のカーフキックに苦しめられる場面もあったが、最後まで組みの強さを発揮し、判定3-0で勝利を収めた。

判定は3者とも29-28でサトシ選手を支持した。


 

▪️空手と柔術、異なる武器がぶつかる

開始直後から両者はカーフキックを交換。

野村選手は伝統派空手を思わせる独特のステップから距離を取り、サトシ選手の踏み込みを警戒する。

一方で、組みの展開になるとサトシ選手の技術が際立った。

野村選手がシングルレッグで組みつき、脇を差して対応しても、サトシ選手は相手の動きに合わせて組みの形を変えていく。

同じ対応をさせないサトシ選手の組みのうまさが光った。

グラウンドに持ち込むとパウンドを入れながらプレッシャーをかけ、野村選手を簡単には立たせない。

やがてサトシ選手がバックを奪取。

残り1分を切ると野村選手は脇を差して立ち上がることに成功したものの、サトシ選手は最後まで組みの主導権を渡さなかった。

伝統派空手の野村選手と、柔術を武器とするサトシ選手。

「空手と柔術」の異なるスタイルがぶつかり合うような1ラウンドとなった。

 

▪️中盤2Rは野村のカーフと打撃がサトシを苦しめる

2ラウンドに入ると、野村選手の打撃がさらに鋭くなる。

左をクリーンヒットさせると、カーフキックも2発、明確にサトシ選手を捉えた。

サトシ選手は野村選手の打撃に反応する場面が増え、1ラウンドに比べて明らかにスタンドで苦しい時間が続く。

特にカーフキックが効果的で、被弾するたびにサトシ選手の体が流れる。

さらに野村選手の打撃を受け、サトシ選手の右こめかみ付近から出血。

これまで組み技で主導権を握っていたサトシ選手に対し、野村選手が打撃で流れを引き寄せるラウンドとなった。

 

▪️最終3R サトシが組み技で反撃 最後は判定へ

最終3ラウンドはボクシングの展開から始まった。

野村選手は引き続きカーフキックを効果的に使い、サトシ選手の足を狙う。

しかし、サトシ選手はテイクダウンに成功。

グラウンドでは海老固めの形を作り、さらにバックを奪う。

サトシ選手のバックチョークへ持ち込むタイミングは絶妙だった。

四の字のクラッチで相手の腰を固定し、バックチョークのポジションを作る。

ただ、野村選手も簡単には極めさせない。

サトシ選手自身も決して万全とはいえないポジションの中で、

骨盤を抑えられ、動きを制限される場面もあった。

それでも四の字ロックを維持しながらパンチを打ち込み、最後まで攻撃を止めない。

スタンドに戻ってからも打撃を繰り出し、3ラウンドを戦い抜いた。

そして判定へ。

29-28、29-28、29-28。

3者すべてがサトシ選手を支持し、判定3-0でサトシ選手が勝利した。

 

▪️試合後に明かした「肩鎖関節が外れた状態」

試合後、リング上でサトシ選手は、実は肩鎖関節が外れた状態で3ラウンドを戦っていたことを明かした。

試合中にはその状態を相手に悟れることなく最後まで戦い抜いた。

野村選手のカーフキックと打撃に苦しみながらも、

最後は自身の最大の武器である組み技と柔術で試合をまとめたサトシ選手。

勝ち方そのもの以上に、負傷を抱えながらも勝利を諦めなかった姿勢が強く印象に残った。