RIZIN シェイドゥラエフ vs AJ・マッキー 30秒間の壮絶フェースオフ!スタッフ制止も視線外さず RIZIN×PFL「史上初」のダブルタイトル戦へ
いよいよ決戦の時が迫った。
格闘技イベント「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」(10日、京セラドーム大阪)の前日計量が9日、大阪市内で行われ、メインイベントで激突するRIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフと、PFLを代表するAJ・マッキーがともに計量をクリアした。
計量を終えた両者が向き合うと、会場の空気は一変した。
フェースオフでは、シェイドゥラエフとAJ・マッキーが至近距離で真正面から対峙。
約30秒にわたって互いに視線を外すことなく、静かな闘志をぶつけ合った。
スタッフが両者の間に入り、制止する場面もあったが、
それでも2人は相手から目を離さない。
言葉を交わさずとも、
翌日に控える大一番への覚悟が伝わるような緊迫したフェースオフとなった。
体重はAJ・マッキーが65.95キロ、シェイドゥラエフが66キロ。両者ともフェザー級の規定体重をクリアし、決戦への準備を整えた。
「超RIZIN.5」のメインイベントとして行われる今回の一戦は、
単なるRIZINとPFLの対抗戦ではない。
RIZINフェザー級王座とPFLフェザー級王座、2つのタイトルを懸けて行われるダブルタイトル戦。団体の垣根を越え、世界トップクラスのフェザー級ファイターが直接対決する歴史的なカードとなる。
AJ・マッキーは計量後、
「自分としては2度目の参戦が出来て、皆さんの前で試合ができることがうれしい。日本でピープルズチャンピオンになる。Let’s go!」と力強く宣言した。
日本のファンの前で勝利をつかみ、自らの存在感をさらに高める決意を示した。
一方、迎え撃つシェイドゥラエフも
「明日は歴史的な瞬間がつくれる。皆さんその目で見てください」とコメント。
無敗の王者らしく、歴史的な一戦を自らの手で作り上げる自信をのぞかせた。
シェイドゥラエフは2024年6月にRIZIN初参戦。
そこから驚異的な勢いで勝利を積み重ねてきた。
2025年5月の「RIZIN男祭り」では、当時のフェザー級王者クレベル・コイケと対戦。わずか1分2秒でTKO勝利を収め、RIZIN参戦4戦目にしてフェザー級王座を獲得した。
さらに勝利を重ね、プロ戦績は19戦19勝。
特筆すべきは、その19勝すべてがフィニッシュによる勝利であることだ。
無敗という数字だけではなく、全試合フィニッシュという圧倒的な戦績を引っ提げ、現在のRIZINフェザー級戦線の頂点に立っている。
しかし、今回の挑戦者も世界最高峰の舞台で実績を積み上げてきた
世界のトップファイターの1人だ。
AJ・マッキーはベラトール時代にフェザー級ワールドグランプリを制覇し、
同級王座も獲得。世界の強豪が集う舞台で頂点に立った実績を持つ。
今年6月の「PFL San Diego」では、
当時10戦無敗、全試合フィニッシュ勝利を続けていた
サラマット・イスブラエフと対戦。
判定で勝利を収めると、試合後にはRIZINフェザー級王者との対戦を要求した。
そのアピールが大きな一歩となった。
RIZINとPFLによる交渉が進み、ついに今回の歴史的なダブルタイトル戦が実現。世界を代表する2人のフェザー級ファイターが、日本の大舞台で拳を交えることになった。
無敗を誇るRIZIN王者シェイドゥラエフ。
世界グランプリ制覇と王座獲得という実績を持つAJ・マッキー。
異なる団体で頂点を極めてきた2人が、いよいよ同じ舞台で決着をつける。
前日計量では、約30秒にわたって視線を外さなかった両者。スタッフの制止が入っても互いに一歩も引かない姿勢からは、この一戦に懸ける強い意志が感じられた。
果たして、無敗のRIZIN王者がその強さを証明するのか。それともAJ・マッキーが日本のファンの前で「ピープルズチャンピオン」の座をつかむのか。
明日2026年9月10日に京セラドーム大阪。
RIZINとPFL、2つの世界を背負ったトップファイターによる歴史的な一戦が、いよいよ幕を開ける。
【文:高須基一朗】

