UFC=朝倉海選手&鶴屋怜選手が計量クリア 約61kgのバンタム級 約56kgのフライ級で日本勢が世界に挑む
8月29日(土)、中国・上海で開催される
UFCファイトナイトに向け、前日計量が28日に行われた。
日本から参戦する朝倉海選手と鶴屋怜選手は、ともに計量をクリア。
- 朝倉選手は135.5ポンド(約61.46kg)
- 鶴屋選手は125ポンド(約56.70kg)
決戦の舞台へ向けて準備を整えた。
今回の2人は、それぞれ異なる階級で戦う。
一方のフライ級は125ポンド、約56.7kgが基準で、
両階級には約4.5kgの差がある。
格闘技に詳しくないファンにとっては、数字だけでは分かりにくい階級の違いだが、
選手にとっては身体づくりや減量、試合での戦い方にも関わる重要なポイントだ。
▪️朝倉海選手は適正階級バンタム級で再浮上へ
朝倉選手はバンタム級5分3Rで、中国・内モンゴル自治区のアオリ・チロン選手と対戦する。
計量では両者とも135.5ポンド(約61.46kg)。
朝倉選手は2024年からUFCに参戦し、フライ級で世界最高峰の舞台に挑戦してきた。
今回はバンタム級へ戻っての一戦。
5月30日の前戦ではキャメロン・スモザーマン選手を1ラウンドTKOで下しており、その後も継続してトレーニングを重ねてきた。
フライ級では大幅な減量が必要となるケースもあるが、バンタム級では身体を維持しながら調整できることが大きなメリット。
今回の計量でも、フライ級時代より厚みを増した身体が印象的だった。
かつてRIZINバンタム級で頂点に立った実績を持つ朝倉選手にとって、約61kgのバンタム級は自身のフィジカルを生かしやすい舞台でもある。
UFCで改めてバンタム級から上位進出を目指す。
▪️鶴屋怜選手は本来のフライ級で再び
フライ級では鶴屋選手がケビン・ボルハス選手と対戦する。
鶴屋選手は125ポンド(約56.70kg)で計量をクリア。ボルハス選手は126ポンド(約57.15kg)だった。
鶴屋選手は5月30日のマカオ大会で約1年2カ月ぶりに実戦復帰。
当初予定されていた対戦相手の欠場を受け、急きょバンタム級でルイス・グルレー選手と対戦することになったが、1ラウンド3分19秒、リアネイキドチョークで一本勝ちを収めた。
今回は本来のフライ級に戻っての一戦。
復帰戦でつかんだ勝利を次につなげ、ここからランキング上位へ進めるかが注目される。
▪️日本のフライ級には世界級の名前が並ぶ
鶴屋選手が戦うフライ級は、現在のUFCでも日本人選手の存在感が際立つ階級の一つだ。
長年世界のトップで戦ってきた堀口恭司選手に加え、平良達郎選手も世界王座戦線まで駆け上がった。
さらに鶴屋選手が台頭。
世代の異なる日本人ファイターが、約56.7kgの世界で世界最高峰のUFCに挑んでいる。
一方で、タイトル戦線には海外の強豪もそろう。
アレッシャンドリ・パントージャ選手やマネル・ケイプ選手らが上位に名を連ね、王座をめぐる競争は非常に激しい。
日本人選手がタイトルへ近づくためには、こうした世界のトップファイターとの戦いを勝ち抜く必要がある。
▪キャリア数で️先を戦う堀口選手 平良選手に続く存在になれるか
日本のフライ級にとって、鶴屋選手の今後は大きな意味を持つ。
堀口選手はUFCで世界王座に挑戦した経験を持ち、RIZINなどでも長年トップとして活躍。
平良選手もUFCで連勝を重ね、世界王座を争うところまで到達した。
その流れを受け継ぐ次世代の存在として期待されるのが鶴屋選手だ。
復帰戦では一階級上のバンタム級でも勝利。
今回は約56.7kgのフライ級に戻り、世界の上位を目指す。
▪️朝倉選手は61kgのバンタム級で勝負
フライ級より約4.5kg重い階級で、身体の大きさを生かした戦いが再び期待される。
RIZIN時代にバンタム級の頂点を経験しているだけに、
この階級でどこまでUFCの上位へ進めるのかは大きな注目ポイントとなる。
5月のTKO勝利に続き、今回も勝利を挙げれば、
バンタム級での存在感をさらに高めることになる。
▪️上海から日本の軽量級が動き出す
約61.2kgのバンタム級で戦う朝倉選手。
約56.7kgのフライ級で戦う鶴屋選手。
2人が挑む階級は異なるが、目指す場所は同じUFCの頂点だ。
フライ級には堀口選手、平良選手、鶴屋選手ら日本勢。
そしてパントージャ選手、ケイプ選手ら日本でも馴染みのある世界の強豪が待ち受ける。
バンタム級では朝倉選手が頂点に立った階級で、UFCでの再浮上を狙う。
8月29日の上海大会は、単なる1試合ではなく、
日本の軽量級が世界のタイトル戦線へ再び存在感を示すための重要な一日となる。
【文:高須基一朗】


