「世界中の誰が相手でもやる」 RIZIN王者ダニー・サバテロ選手がバンタム級戦線に宣戦布告 井上直樹選手との再戦にも前向き

2026.7.18

RIZINバンタム級王者のダニー・サバテロ選手(米国/ATT)が、その強さと自信を改めて世界へ示した。

7月18日に広島グリーンアリーナで開催された『RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA』のメインイベントで、挑戦者・鹿志村仁之介選手(BatlleBox)を3ラウンド40秒、右オーバーハンド一撃でKO。圧巻のフィニッシュで2度目の王座防衛を果たしたサバテロ選手は、試合後インタビューで「世界中のバンタム級選手に喧嘩を売る」と豪語し、今後の対戦相手についても一切の妥協を見せなかった。


 

試合では1ラウンド、鹿志村選手の得意とする横三角絞めや関節技への警戒を徹底。

危険な局面を冷静に切り抜けると、打撃で主導権を握り続け、

最後は豪快な右オーバーハンドで試合を終わらせた。

試合後、サバテロ選手は「勝つだけではなく、フィニッシュして勝つことに意味がある」と語り、自身のファイトスタイルへの強いこだわりを強調。

「今日は自分がいかに特別な選手なのかを証明できた」と胸を張った。

さらに鹿志村選手については、「柔術は本当に素晴らしかった。危険な相手だったし、今後さらに強くなって戻ってくる選手だ」と最大限の敬意を表しながらも、「ただ今夜は自分の時間だった。これから20年間は自分の時代だ」と王者としての揺るぎない自信をのぞかせた。

 

▪️王者の視線はすでに次戦へ

2度目の防衛を果たしたばかりにもかかわらず、

サバテロ選手は休息よりも次戦を望む姿勢を明言した。

「9月の大阪大会に出たい。休む必要はない。8週間ずっと日本にいてもいい」

王者となって挑戦者を待つのではなく、自ら戦い続けることを選択する姿勢は、現在の充実ぶりを物語っている。

 

▪️「井上直樹選手でも、世界中の誰でもやる」

試合後インタビュー終盤には、今後の対戦相手についても踏み込んだ。

「RIZINがマッチメイクしてくれた相手なら、世界中の誰であろうがやる。みんなが井上直樹選手との試合を見たいのであれば、俺はそれを喜んで受けるだけだ」

井上直樹選手との再戦はもちろん、8月に予定されるパッチー・ミックス選手と佐藤将光選手の勝者、さらには後藤丈治選手やアジズベク・テミロフ選手など、有力ファイターとの対戦にも前向きな姿勢を示した。

また、初参戦で太田忍選手をKOしたイリスベック・ティレノフ選手についても、「RIZINが次の試合でタイトルマッチだと言うなら、もちろんやる」

新規参戦選手との飛級タイトルマッチでも受けて立つ構えを見せている。

 

▪️激戦必至のRIZINバンタム級戦線

サバテロ選手らしい過激な言い回しは健在だったが、それ以上に印象的だったのは、圧倒的な試合内容によって自ら逃げ道のないところへ追い込み続けてきた

言葉を証明してみせたことだ。

口撃だけではなく、ケージの中で結果を残し続ける王者。

その姿には、世界トップクラスのバンタム級戦線を見据える強い覚悟が感じられた。

井上直樹選手との再戦は実現するのか。

それとも新たな挑戦者が名乗りを上げるのか。

RIZINバンタム級は今、サバテロ選手を中心に、

これまで以上の盛り上がりを見せている。


【文:高須基一朗】