王者ターザン「新しい自分を見せる」 K-Jeeは「俺の生き様を感じてほしい」 石井一成は地元V2へ「ベルトは絶対に渡さない」=K-1 DONTAKU前日計量」
【©️K-1】
7月20日に福岡・マリンメッセ福岡B館で開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 DONTAKU 2026」の前日計量が19日、福岡市内で行われた。歩夢選手戦を除き全選手が規定体重をクリアし、タイトルマッチを含む注目カードが予定通り開催される。
▪️王者ターザン「KO率100%を続ける」
メインイベントのK-1クルーザー級では、王者ティアン・ターザン選手(89.2キロ)が挑戦者K-Jee選手(89.3キロ)とフェイスオフを行った。
当初対戦予定だったルーカス・アハテルバーグ選手が負傷欠場となり、急きょK-Jee選手との対戦が決定。それでもターザン選手は落ち着いた表情を崩さず、「ルーカスとは戦いたかったが、怪我なら仕方ない。また機会があればぜひ戦いたい」と語った。
一方で、「もし怖くなって逃げたのなら、それまでだ」と強気な一面ものぞかせ、「以前スパーリングではKO寸前まで追い込んだこともある」と自信を見せた。
K-Jee選手については「非常に危険なKOファイター」と警戒しながらも、「今回は打ち合いではなくチェスのような頭脳戦になる。新しいターザンを見せたい」とコメント。
さらに、来年開催予定のクルーザー級世界トーナメントにも言及し、「出場するなら全試合KOで優勝する。日本ではKO率100%を続けたい」と王者らしい言葉を残した。
▪️K-Jee「倒れても立ち上がる。その姿を見てほしい」
対するK-Jee選手も「サッタリでもターザンでも、自分にとってはどちらも怪物。挑戦する気持ちは変わらない」と静かに闘志を燃やす。
フェイスオフでは「体幹が強そうだが、ボディーは効きそうな印象だった」と分析。「ローキックも狙えると思うし、試合の中で感覚を見ながら組み立てたい」と攻略イメージも明かした。
試合内容については、「ファンはターザン対ルーカスを楽しみにしていたと思う。でも、自分がこのチャンスをもらった以上、生き様を見せたい。ダウンしても立ち上がり、泥臭くても勝ちに行く。その姿から何かを感じてもらえたらうれしい」と熱い決意を語った。
▪️石井一成「今年はKOで地元ファンに恩返し」
セミファイナルのK-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチでは、王者・石井一成選手(53.0キロ)と挑戦者・上遠野寧吾選手(52.9キロ)が計量をクリアした。
石井選手は大会プロモーションの一環として福岡ソフトバンクホークス戦で始球式も務め、「翌日は肩が痛くなりました(笑)」と会場を和ませながらも、「今年は地元でKO勝ちして、防衛したベルトを応援してくれる皆さんに見せたい」と力を込めた。
試合については「相手を研究し過ぎないようにしている」と明かし、「試合では想定外のことが必ず起きる。その場で感じて対応できるのが自分の強み」と経験値に裏打ちされた自信ものぞかせた。
▪️上遠野「アウェーだからこそ燃える」
挑戦者・上遠野選手は「これまでで一番きつい練習だった」と振り返り、ボクシングジムへの出稽古などで王者対策を積み重ねてきたことを明かした。
福岡で完全アウェーとなる状況にも、「高校時代から相手の応援団の中で試合をしてきた。むしろ燃えるタイプ。会場のみんなが自分のファンになるような試合をしたい」と笑顔。
タイトルについても「ベルトが欲しいというより、勝ちが欲しい。その結果としてベルトがついてくる」と自然体を貫き、王座奪取への覚悟を示した。
▪️女子タイトルマッチも火花
女子フライ級王者SAHO選手は「やるべきことは全てやってきた。必ず防衛する」と王座死守を宣言。挑戦者ライザ・シルバ選手も「K-1チャンピオンを倒す準備はできている。ベルトをブラジルへ持ち帰る」と応戦した。
また女子アトム級では、王者ベロニカ・ロドリゲス選手が「メキシコ初の女子K-1王者として誇れる試合をする」と語れば、挑戦者・末松晄選手も「10カ月間、この日のためだけに準備してきた。明日はK-1チャンピオンになります」と王座奪取を誓った。
【文:高須基一朗】


