ダウトベック選手、豪快KOで完全復活を証明 萩原京平選手を左フック一閃「病気も怪我も乗り越えて戻ってきた」
RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA(7月18日、広島グリーンアリーナ)で行われたフェザー級(66キロ)5分3ラウンドの一戦は、カルシャガ・ダウトベック選手(カザフスタン)が萩原京平選手(SMOKER GYM)を1ラウンド4分8秒、左フックからのパウンドによるKOで下し、その実力を改めて印象付けた。
ダウトベック選手は試合後、「病気もありました。怪我もありました。しかし、こうして戻ってきました」と復活を宣言。苦難を乗り越えてつかんだ勝利に、会場からは大きな拍手が送られた。
▪️日本での強さを再び証明した“カザフスタンの強豪”
ダウトベック選手は、日本で松嶋こよみ選手、関鉄矢選手、木下カラテ選手、YA-MAN選手、鈴木千裕選手らを相手に白星を重ね、RIZINでも屈指の実力者として存在感を放ってきた。
前戦となった2025年大晦日の久保優太選手戦は、偶発的なアイポークによりノーコンテストという不完全燃焼の結果に終わったが、約半年ぶりの復帰戦でその鬱憤を晴らすような圧巻のパフォーマンスを披露。これでMMA連勝記録をさらに伸ばし、フェザー級戦線の主役候補として再び名乗りを上げた。
一方の萩原選手は、4月の福岡大会で体重超過した相手との試合がノーコンテストとなった後、自ら広島大会への参戦を志願。再起を懸けた大一番に臨んだが、世界レベルの打撃を誇るダウトベック選手の前にあと一歩及ばなかった。
緊張感漂う立ち上がりから、一瞬で試合が決着
試合はサウスポーのダウトベック選手とオーソドックスの萩原選手による打撃戦で幕を開けた。
萩原選手は得意のインカーフキックを軸にリズムを作ろうとする一方、ダウトベック選手は巧みに外側へ回り込みながらプレッシャーをかけ、左ボディや右フックを織り交ぜて距離を支配。互いに蹴りを交換する緊迫した攻防が続いた。
そして1ラウンド終盤、勝負は一瞬で決着する。
ダウトベック選手が放った鋭い左フックが萩原選手のアゴを正確に捉えると、萩原選手はその場で大の字に倒れ込む痛烈なダウン。ダウトベック選手はすぐさまパウンドを連打し、レフェリーが試合をストップした。
会場は衝撃的なKOシーンに大きなどよめきと歓声に包まれ、ダウトベック選手はその破壊力を改めて証明する勝利となった。
▪️「今日は負けられなかった」誕生日を自ら祝う最高のプレゼント
試合後、マイクを握ったダウトベック選手は、支えてくれた関係者やファンへ感謝の言葉を述べた。
「ファンの皆さん、私の勝利を信じてくれてありがとうございました。病気もありました。怪我もありました。しかし、こうして戻ってきて、今日このように勝利することができました。会場に来てくださった皆さん、そして全選手を応援してくださった皆さんに感謝しています。
今日は絶対に負けるわけにはいきませんでした。なぜなら今日は私の誕生日だったからです。自分自身に勝利という最高のプレゼントを贈りたかったのです。
榊原社長、柏木さん、この素晴らしいマッチメイクをありがとうございました。次の試合も楽しみにしています」
病気や負傷という困難を乗り越え、誕生日に自ら最高の祝福を届けたダウトベック選手。圧巻のKO勝利は、RIZINフェザー級戦線における存在感を改めて強く印象付けた。

