スペインの至宝の呼び名 ヤマル選手がW杯初ゴール メッシ超えの18歳弾でスペイン快勝 オヤルサバル2発で今大会初勝利
サッカー北中米W杯グループH第2戦で、スペインがサウジアラビアを4―0で下し今大会初勝利を挙げた。主役となったのは“スペインの至宝”と称される18歳のラミン・ヤマル。
W杯初先発で初ゴールを決め、スペインを勝利へ導いた。
初戦でカボベルデとまさかのスコアレスドローに終わったスペインは、
勝利が求められる一戦で本来の攻撃力を発揮した。
先制点が生まれたのは前半10分だった。
左サイドを突破したミケル・オヤルサバルのグラウンダーのクロスに、ファーサイドへ走り込んだヤマルが素早く反応。滑り込みながら右足で押し込み、
待望のW杯初ゴールを決めた。
18歳343日での得点は、2006年ドイツ大会でリオネル・メッシが記録した18歳357日を上回り、W杯史上8位の年少得点記録。
同国では今大会にも出場しているペドリに次ぐ若さでの得点となった。
試合後、ヤマルは「前回のW杯は学校の教室で見ていた。今ここで母や家族が見守る前でゴールを決められたのは夢がかなった瞬間」と喜びを語った。
15歳でトップチームデビューを果たし、名門バルセロナの背番号10を託されるまでに成長したヤマル。今春には左ももを負傷し状態が懸念されたものの、大舞台でその不安を払拭してみせた。
スペインはヤマルの先制弾で勢いに乗ると、前半21分と24分にオヤルサバルが立て続けにゴール。日本代表の久保建英と同じクラブであるレアル・ソシエダのエースが決定力を発揮し、試合の流れを完全に引き寄せた。
さらに後半開始直後にはマルク・ククレジャのシュートが相手のオウンゴールを誘発。4点目を加えたスペインは最後まで主導権を握り続け、サウジアラビアを寄せ付けなかった。
前回カタール大会から続いていたW杯4試合未勝利の流れを断ち切ったスペイン。初戦の停滞から一転し、本来の攻撃的なスタイルを取り戻した。
とりわけ収穫だったのは、次代を担う“スペインの至宝”ヤマルがW杯という最高峰の舞台で結果を残したことだろう。15歳の頃は教室で大会を見つめていた少年が、わずか4年後にはスペイン代表の未来を背負う存在として世界中の視線を浴びている。
勝ち点を4に伸ばしたスペインは、次戦のウルグアイ戦で勝ち点を獲得すれば決勝トーナメント進出が決定する。ヤマルを中心とする新世代が躍動する無敵艦隊は、2010年以来となる世界制覇へ向けて視界は良好だ。



