ジム・キャリーさんが“伝説の怪物”再演へ「グリンチ」続編企画が始動 ロン・ハワード監督と25年ぶり再タッグか

2026.6.22

ハリウッドを代表するコメディ俳優 ジム・キャリーさんが、2000年公開の大ヒット映画「グリンチ」の続編に主演する方向で交渉を進めていることが明らかになった。米業界メディアが一斉に報じており、前作でメガホンを執ったロン・ハワード監督も再び参加する見込みだという。実現すれば、四半世紀ぶりとなる“伝説のタッグ”復活となる。


 

「グリンチ」は、児童文学作家ドクター・スースの名作絵本『How the Grinch Stole Christmas!』を原作にしたクリスマスファンタジー。クリスマスを憎む緑色の怪物グリンチが、人々の祝祭を壊そうと画策する中で次第に心を変化させていく姿を描き、世界中で愛される作品となった。

2000年に公開された実写版は、キャリーさんの圧倒的な怪演と特殊メイク技術が高く評価され、世界興収3億4500万ドル超を記録。アカデミー賞メイクアップ賞を受賞したほか、全米興行ランキングでは4週連続首位を獲得するなど、クリスマス映画史に残る大ヒット作となった。

今回の続編企画は、ロン・ハワード監督と長年の盟友ブライアン・グレイザー氏が率いる制作会社イマジン・エンターテインメント、そしてユニバーサル・ピクチャーズが中心となって進めているとされる。脚本には米コメディ界で実績を持つアレック・バーグ氏、ジェフ・シェイファー氏、デビッド・マンデル氏らが参加すると報じられている。

 

■米メディア各局も大きく報道「キャリー復帰は最大のサプライズ」

今回のニュースはアメリカでも大きな反響を呼んでいる。

米テレビネットワークABCの人気情報番組「Good Morning America」も特集を組み、25年を経てもなお色あせない作品の人気と、続編実現への期待を伝えた。

特に現地メディアが注目しているのは、“なぜキャリーさんが再びグリンチを演じる決断を下したのか”という点だ。

前作の撮影では、特殊メイクに毎日数時間を要し、視界や呼吸まで制限される過酷な環境だったことが知られている。キャリーさん自身も後年、「生き埋めにされたような気分だった」と振り返っており、一時は撮影続行を断念することまで考えたという逸話は映画ファンの間では有名だ。

それだけに米メディアの多くは、「かつて最も苦しんだ役柄の一つに再び挑む」というストーリーそのものに高い関心を寄せている。

 

■ハリウッドで進む“レガシー続編”戦略

近年の映画業界では、「トップガン マーヴェリック」や「ビートルジュース ビートルジュース」のように、往年の名作をオリジナルキャストとともに復活させる“レガシー続編”が大きな成功を収めている。

今回の「グリンチ」続編もその流れの一つと見られており、クリスマス映画の象徴的キャラクターを再びスクリーンへ呼び戻すことで、幅広い世代の観客を取り込もうとするハリウッドの戦略が透けて見える。

また、キャリーさんは近年も「ソニック」シリーズで悪役ドクター・ロボトニックを演じるなど、年齢を重ねてもなお圧倒的な存在感を発揮している。近年は引退を示唆する発言もあったが、代表作の一つであるグリンチへの復帰が実現すれば、キャリーさんのキャリアにおける新たな話題作となることは間違いない。

正式契約やタイトル、公開時期などは現時点で発表されていない。しかし、クリスマス映画史に名を刻む名作の続編だけに、数年後の年末作品として発表となることだろう。