K-1 WORLD MAX最後の切符はブラジルへ ジョニス・コリセウが激戦の南米予選を制し世界大会出場権獲得

2026.6.22

【©️K-1】

6月21日(現地時間)、ブラジル・サンパウロで開催された『K-1 WORLD MAX 2026 in Sao Paulo』で、「K-1 WORLD MAX 2026 -70kg世界最強決定トーナメント」最後の予選大会となるブラジル予選が行われた。

世界各地で実施されてきた予選シリーズの締めくくりとなった今大会には、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビアから実力者たちが集結。ワンデートーナメント特有の過酷なサバイバル戦を勝ち抜き、9月12日に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD MAX 2026』FINAL16への出場権を手にしたのは、ブラジルのジョニス・コリセウだった。


 

▪️延長戦続出の激戦区 実力者たちが火花

今大会は世界予選の最終ラウンドにふさわしく、初戦から接戦の連続となった。

元WGP Kickboxingウェルター級王者アンドレ・マルティンスは、アルゼンチンの強打者フェルナンド・アマヤと激突。1ラウンドにダウンを喫する苦しい立ち上がりとなったが、持ち前の粘り強さで盛り返し、延長戦の末に逆転勝利を収めた。

マテウス・マチャドも、へリアジル・エステファニとの壮絶な打撃戦を延長判定で制覇。さらにパラグアイのアリエル・ビジャルバは、昨年の南米予選出場経験を持つマルシオ・デ・ジェズスを下し、存在感を示した。

一方、優勝候補の一角と目されていたジョニス・コリセウは、無敗の新鋭マティアス・ガルシアを相手に冷静な試合運びを披露。ローキックとプレッシャーを軸に主導権を握り、危なげなく準決勝進出を決めた。

 

▪️コリセウがトーナメント巧者ぶり

準決勝でコリセウは、勢いに乗る20歳のアリエル・ビジャルバと対戦。

ビジャルバは変則的な攻撃とアグレッシブなファイトスタイルで会場を沸かせたが、コリセウは慌てることなく対応。ローキックやミドルキックで試合の流れを掌握し、着実にポイントを積み重ねていく。

飛びヒザ蹴りなど見せ場も作りながら試合をコントロールしたコリセウは、3-0の判定勝利で決勝進出。派手なKO劇こそなかったものの、トーナメントを勝ち抜くためにダメージを少なく必要な試合巧者ぶりを印象づけた。

 

▪️決勝は経験者対決 勝負を分けた蓄積されたダメージ

決勝は、アンドレ・マルティンスとジョニス・コリセウによるブラジル勢対決となった。

マルティンスは準々決勝から延長戦を戦い抜いており、トーナメントを通じて消耗も少なくなかった。一方のコリセウは比較的スムーズに勝ち上がり、コンディション面でも優位な状況で決勝を迎えた。

試合は序盤からコリセウがローキックとミドルキックを効果的にヒット。前へ出るマルティンスに対し、的確な蹴りで足を削り続けた。

マルティンスもボディ攻撃や右フックで反撃を試みたが、コリセウは冷静に距離を管理。ラウンドが進むにつれてローキックのダメージが蓄積し、試合の主導権は完全にコリセウへ傾いていった。

最後まで前進を続けたマルティンスだったが、流れを変える決定打は生まれず。

判定は3-0でコリセウを支持し、ブラジル予選王者が誕生した。

 

▪️南米から現れた新たな挑戦者

今回のトーナメントで際立ったのは、コリセウの安定感だった。

爆発的なKOパワーや圧倒的なスター性を持つタイプではない。しかし、相手の長所を消しながら自らのリズムへ持ち込む試合運びは極めて完成度が高く、ワンデートーナメントに求められる総合力の高さを感じさせた。

また、マルティンスの経験値、ビジャルバの将来性、ガルシアのポテンシャルなど、南米戦線のレベルの高さも改めて浮き彫りとなった。K-1が世界規模で競技人口を拡大するなか、南米は今後さらに重要な人材供給地となる可能性を秘めている。

そのなかで最後の切符をつかみ取ったコリセウは、

9月12日に開幕する『K-1 WORLD MAX 2026』FINAL16へ進出。

世界各国の予選を勝ち抜いた強豪ファイターたちとの戦いに挑む。