NBAで2度の制覇を経験するJR・スミスさん 40歳で大学卒業 “苦手だった学び”と向き合い満点成績の快挙
【JR・スミスさん公式Instagram投稿画像より】
NBAで2度の優勝を経験したJR・スミスさんが40歳にして大学を卒業し、新たな人生の節目を迎えた。現役時代は豪快なプレーでファンを魅了した一方、学業への苦手意識や学習障害とも向き合ってきた同氏。今回の卒業は、単なる学位取得にとどまらない“人生のリベンジ”として大きな注目を集めている。
スミスさんは2021年、ノースカロライナA&T州立大学への進学を発表。
高校卒業後すぐにNBA入りした同氏にとって、
大学で学位を取得することは、長年の夢であり、母親と交わした約束でもあった。
大学ではリベラルスタディーズおよび応用文化思想を専攻し、マーケティングを副専攻として学習。さらにゴルフ部にも所属しながら、成績評価平均値「GPA4.0」という満点成績を記録したという。
2004年のNBAドラフトで1巡目18位指名を受け、ニューオーリンズ・ホーネッツでプロキャリアをスタートさせたスミスさんは、ニューヨーク・ニックス時代の2013年にシックスマン賞を受賞。その後はクリーブランド・キャバリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズでNBA制覇を経験するなど、リーグを代表するスコアラーとして活躍した。
一方で、幼少期からADHDやディスレクシア(読字障害)に悩まされ、教育に対して強い苦手意識を抱いていたことも知られている。米メディア『The Athletic』によれば、高校時代には授業を抜け出して廊下で過ごすことも多く、落第を繰り返した経験もあったという。
そうした過去を抱えながらも、40歳で学業に再挑戦し、見事に卒業を成し遂げたスミスさん。現地時間4日に行われたNBAプレーオフ、ニックス対フィラデルフィア・セブンティシクサーズの試合では、母校のジャケットを身にまとって観戦に訪れる姿が話題となった。
スミスさんは卒業について、「自分が心から感謝できることで認められたと感じている。それは自分にとって非常に大きな意味がある」とコメント。NBA王者としてだけでなく、一人の学生として成し遂げた“満点卒業”は、多くの人々に勇気を与えるストーリーとなっている。

