村上宗隆選手 “見極め”が生んだ一撃!静かな選球眼が導くメジャートップタイ11号

2026.4.25

【©️Chicago White Sox】

村上宗隆選手が、その非凡な打撃センスを改めて証明した。

力任せではない。

冷静な見極めから生まれた一振りが、

本拠地のスタンドを大きく揺らした。


 

ホワイトソックスの主砲・村上選手は4月24日(日本時間25日)、ナショナルズ戦に「3番・一塁」で先発出場。4回の第2打席で今季11号を放ち、メジャートップタイに並んだ。だが、この一発の価値は単なる本塁打数以上に際立つ。

対峙したのは、かつて巨人でもプレーした右腕のマイルズ・マイコラス選手。カウント1-2と追い込まれた状況でも、村上選手に焦りは見られなかった。外角へ逃げるチェンジアップを最後まで見極め、体勢を崩されながらも“片手”で巧みに対応。無理に振りにいかない冷静さが際立った。

それでも打球は力強く伸び、右翼席へと吸い込まれた。打球速度104マイル、飛距離415フィートという豪快な一発。しかし本質は、その前段階にある「選球」にあると言える。

第1打席では三振に倒れたが、打席内でのアプローチは一切ぶれない。甘い球が来るまで待ち、勝負できるボールだけを仕留める。この“待てる強打者”としての資質こそ、現在の村上選手を支える大きな要素だ。

ここまでの出塁率は.394を記録。

長打力だけでなく、四球を選び、ボールを見極める能力が、OPS.992という高水準の数字につながっている。派手な本塁打の裏には、極めて冷静で緻密な打席内容がある。

開幕直後の3戦連発から一時の不振を経て、再び上昇気流に乗る村上選手。その復調の背景にも、打撃スタイルを崩さない選球眼の安定がある。

狙うべき球を見極め、無理に振らない・・・その積み重ねが、最も効率よく本塁打へと結実している。