女子テニスー世界361位のボワソン、全仏オープン女子シングルスで4強入り グランドスラム初出場で快進撃
2025.6.5
from Lois Boisson official Instagram
テニスの四大大会・全仏オープンは4日、女子シングルス準々決勝が行われ、主催者推薦(ワイルドカード)で出場している世界ランキング361位のロイス・ボワソン(フランス)が、第6シードのミラ・アンドレーワ(ロシア)を7-6(8-6)、6-3で破り、初出場ながらベスト4進出を果たす快挙を見せた。
22歳のボワソンは、グランドスラム本戦初出場となった今大会、1回戦で第24シードのエリーズ・メルテンス(ベルギー)、2回戦で世界113位のアンヘリーナ・カリニナ(ウクライナ)、3回戦でワイルドカード出場の同138位エルサ・ジャクモ(フランス)を下し、4回戦では第3シードのジェシカ・ペグラ(米国)を撃破して準々決勝に進出していた。
準々決勝では、18歳で世界6位のアンドレーワと対戦。第1セットでは2度セットポイントを握られながらもこれをしのぎ、タイブレークを制して先取。第2セットは序盤に3ゲームを連取される苦しい展開となったが、第4ゲームから流れを引き寄せ、6ゲーム連取で試合を締めくくった。
ボワソンは準決勝で、第2シードのコリ・ガウフ(米国)と対戦する。ガウフは同日の準々決勝で第7シードのマディソン・キーズ(米国)を破って勝ち上がっている。
ランキング下位からの快進撃を続けるボワソンの勢いが、どこまで続くか注目される。